「子どもの将来のために、少しずつお金を準備してあげたい」
そう考えている親御さんは多いのではないでしょうか。
でも、毎月1万円、2万円の積立は家計への負担も大きいですよね。
そこで今回は、2027年1月から始まる予定の「こどもNISA」を使い、全世界株式に投資する「ゼロカン」を毎月3,000円購入した場合、18歳ごろにいくらになるのかをシミュレーションします。
📌 今回のシミュレーション
- 上の子:小学3年生
- 下の子:小学1年生
- 積立額:1人あたり月3,000円
- 投資先:ゼロカン(全世界株式)
- 想定利回り:年0%・3%・5%・7%
2人合わせて月6,000円。少額の積立でどこまで資産を育てられるのでしょうか?
1. こどもNISAとは?
こどもNISAは、子どもの将来に向けた資産形成を支援するための制度として、2027年1月からの開始が予定されています。
こどもNISAの主な予定内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0~17歳 |
| 年間投資枠 | 60万円 |
| 非課税保有限度額 | 600万円 |
| 開始予定 | 2027年1月 |
※制度の開始時期・詳細条件は、金融庁などの最新の公式発表をご確認ください。
今回の積立額は月3,000円なので、年間ではわずか36,000円です。
💡 ポイント
年間36,000円からでも、長期間積み立てることで将来の資産形成を目指せます。大切なのは、無理なく継続できる金額を設定することです。
2. ゼロカンって何?
今回の投資先は、SBI・ゼロ・オールカントリー・インデックス・ファンド。愛称は「ゼロカン」です。
全世界の株式に幅広く分散投資することを目指すインデックスファンドで、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指します。
ゼロカンの注目ポイント
信託報酬 年率0.00%
信託報酬が0%という点が大きな特徴です。ただし、監査費用や売買委託手数料など、信託報酬以外の費用が発生する場合があります。
また、世界中の株式に分散投資できても、元本が保証されるわけではありません。世界的な株価下落によって資産が減る可能性もあります。
3. 今回のシミュレーション条件
今回は、2027年1月から毎月3,000円を積み立てる想定です。
| 項目 | 上の子 | 下の子 |
|---|---|---|
| 学年 | 小学3年生 | 小学1年生 |
| 月額積立 | 3,000円 | 3,000円 |
| 積立期間(仮定) | 9年間 | 11年間 |
| 積立元本 | 32.4万円 | 39.6万円 |
⚠️ シミュレーション上の注意
積立期間は比較のために設定した概算です。実際に18歳になるまでの期間は、子どもの生年月日や積立開始日によって異なります。また、年率3%・5%・7%は予測ではなく、計算上の仮定です。
4. 上の子(小学3年生)は18歳でいくら?
上の子は約9年間、毎月3,000円を積み立てます。
9年間の積立元本
32万4,000円
毎月3,000円 × 108か月
それでは、運用利回りによってどのくらい差が生まれるのでしょうか。
| 想定利回り | 18歳ごろの資産 | 元本との差 |
|---|---|---|
| 0% | 32.4万円 | 0円 |
| 3% | 約37.1万円 | 約4.7万円 |
| 5% | 約40.8万円 | 約8.4万円 |
| 7% | 約45.0万円 | 約12.6万円 |
🌱 上の子の結果
年率5%なら約40.8万円
元本32.4万円に対して約8.4万円増える計算です。実際の運用成果を保証するものではありません。
5. 下の子(小学1年生)は18歳でいくら?
下の子は約11年間、毎月3,000円を積み立てます。上の子より2年間長く運用できる設定です。
11年間の積立元本
39万6,000円
毎月3,000円 × 132か月
| 想定利回り | 18歳ごろの資産 | 元本との差 |
|---|---|---|
| 0% | 39.6万円 | 0円 |
| 3% | 約46.8万円 | 約7.2万円 |
| 5% | 約52.7万円 | 約13.1万円 |
| 7% | 約59.4万円 | 約19.8万円 |
🌱 下の子の結果
年率5%なら約52.7万円
元本39.6万円に対して約13.1万円増える計算です。長く積み立てる分、上の子より資産額が大きくなる想定です。
6. 2人合わせると約100万円に近づく?
ここまでの結果を合計してみましょう。
| 項目 | 2人合計 |
|---|---|
| 毎月の積立額 | 6,000円 |
| 積立元本 | 72万円 |
| 年率3%の場合 | 約83.9万円 |
| 年率5%の場合 | 約93.5万円 |
| 年率7%の場合 | 約104.4万円 |
2人合わせて月6,000円
約93.5万円
年率5%と仮定した場合の18歳ごろの資産額
元本72万円・運用による増加約21.5万円の概算
月6,000円を家計から積み立てることで、年率5%という仮定では、2人合わせて約93.5万円になります。
ただし、投資の成績は毎年一定ではありません。実際にはこの金額を下回る可能性もあります。
7. 18歳直前の暴落には注意!
ここで忘れてはいけないのが、株式投資のリスクです。
⚠️ こんなケースも考えられます
大学入学時に50万円を使う予定だったのに、18歳になる直前に株価が大きく下がってしまう……。
その結果、必要なときに予定していた金額を用意できない可能性があります。
全世界株式は多くの国・企業に分散投資できますが、世界全体の株価が下がれば資産も減少することがあります。
18歳で使う予定のお金を、すべて株式投資に回すのは慎重に考えましょう。
💡 私ならこう分けます
- 近い将来に必要な教育費:預金などで確保
- 10年以上使う予定のない資金:ゼロカンなどで長期運用を検討
- 大学入学前:必要額や相場を見ながら、現金の割合を増やすことを検討
8. 18歳になったら売却するべき?
18歳になったからといって、必ずしも投資信託を売却する必要があるとは限りません。
大学の入学費用などに使うなら取り崩しを検討し、すぐに使う予定がないなら長期運用を続ける選択肢も考えられます。
考えておきたい3つのこと
- 大学進学時にいくら必要なのか
- 投資資産をいつまで運用できるのか
- 値下がりしても生活費や教育費に困らないか
制度上の保有・移行ルールは、実際に利用する時点の公式情報を確認しましょう。
9. 私なら月3,000円から始める
子どもの将来のために資産形成をしたいと思っても、家計に無理が出てしまっては長続きしません。
今回のように、子ども2人にそれぞれ月3,000円ずつ積み立てるなら、家庭全体で月6,000円です。
🌱 無理なく続けるための考え方
- まずは月3,000円ずつからスタートする
- 教育費用の預金も並行して準備する
- 家計に余裕が出ても、無理に積立額を増やさない
- 年に1回、家計と資産配分を見直す
月1万円、2万円を投資することだけが正解ではありません。家計を守りながら継続することも大切です。
まとめ|子どもの資産形成は早く始めることも大切
今回のシミュレーションを振り返ります。
| 項目 | 小学3年生 | 小学1年生 |
|---|---|---|
| 積立期間 | 約9年 | 約11年 |
| 積立元本 | 32.4万円 | 39.6万円 |
| 年率5%の試算 | 約40.8万円 | 約52.7万円 |
今回の結論
- 子ども1人あたり月3,000円でも資産形成を始められる
- 2人合わせて月6,000円なら、年率5%の仮定で約93.5万円
- ただし、実際の運用成績は保証されず、元本割れの可能性もある
- 教育費の預金と長期投資を分けて考えることが大切
子どもの資産形成で大切なのは、投資額の大きさだけではありません。
無理なく続けられる金額で、時間を味方につけること。
こどもNISAをきっかけに、子どもの将来のお金について考えてみてはいかがでしょうか。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。シミュレーションは一定の利回りを仮定した概算であり、将来の運用成果を保証しません。投資信託には元本割れのリスクがあります。制度・商品内容・手数料などは変更される可能性があるため、金融庁、SBI証券、SBIアセットマネジメントなどの公式情報をご確認ください。


コメント