【睡眠・食事・脳の健康】地中海食と良質な睡眠が人生を変える!?医学的・栄養学的なつながりとは
忙しい日々の中で、ついつい後回しにしがちな「睡眠」と「食事」。
でも実は、この2つこそが、脳の健康やダイエット、そして長寿に深く関わっているんです。
今回は、話題の「地中海食」と「良質な睡眠」、そして脳内物質“β-アミロイド”との関係について、医学的・栄養学的な視点からわかりやすく解説します。
「よく眠った日は、頭がスッキリする」…誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
実は、深いノンレム睡眠の間、脳の中では“グリンパティック・システム”という仕組みが働き、
β-アミロイド(認知症の原因物質)などの老廃物をせっせと除去してくれているんです。
この仕組みが正常に機能するには、質の良い睡眠が不可欠。
慢性的な睡眠不足が続くと、老廃物の蓄積が進み、将来的にアルツハイマー病などのリスクが高まるとされています。
地中海食とは、イタリアやギリシャなどの地中海沿岸で親しまれている食事スタイルのこと。
主に、
* 新鮮な野菜や果物
* オリーブオイル
* ナッツ類
* 魚介類
* 全粒穀物
などを中心に構成されています。
これらの食品には、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質(ポリフェノールなど)が豊富。
脳の炎症を抑え、血流を促進することで、認知機能の低下を防ぐとされています。
また、トリプトファンやマグネシウムを含む食材も多く、
これらは睡眠ホルモン“メラトニン”の生成を助けるため、
結果的に睡眠の質を高める効果も期待できるんです。
β-アミロイドは、脳の神経細胞の間にたまるタンパク質で、
過剰に蓄積されると、神経伝達が阻害され、認知機能が低下していきます。
その“お掃除役”を担うのが、まさに良質な睡眠です。
深い睡眠中に活性化するグリンパティック・システムが、
β-アミロイドを脳脊髄液に流し出してくれるため、
しっかり寝ることが脳の若さを保つカギとなるのです。
睡眠不足の翌日、「やたらと甘いものが欲しくなる」ことはありませんか?
これは、食欲をコントロールするホルモンが乱れているサインです。
睡眠が不足すると、
〇 食欲増進ホルモン「グレリン」↑
〇 満腹感を伝える「レプチン」↓
このホルモンバランスの乱れにより、過食や間食が増えやすくなるのです。
一方、地中海食は血糖値を安定させ、インスリンの過剰分泌を抑えるため、
脂肪がたまりにくい体質作りにも貢献。
つまり、「地中海食」+「良質な睡眠」は、
健康にもダイエットにも非常に相性がいい組み合わせなんですね。
* 睡眠は脳の大掃除タイム!
* 地中海食は脳にも体にも優しい万能食
* β-アミロイド除去には深い眠りが重要
* 睡眠×食事でダイエットも自然に実現
「しっかり眠って、バランスよく食べる」
そんな当たり前のことが、実は最強の予防医学なのかもしれません。
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以上、睡眠と地中海食の深い関係についてご紹介しました。
ぜひ今日から、少しずつ生活に取り入れてみてくださいね!
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