アメリカの大手企業・グーグルのユニークすぎる人材採用方法:おもしろケース5選(実例つき)
こんにちは。今回は、世界トップクラスのテック企業 Google(グーグル) の採用方法をご紹介します。
大手企業に入ることができたら収入アップが見込めるかもしれません(笑)
「自由」「創造性」「優秀な人を惹きつける環境」で知られるグーグルが、どのようにして世界中から驚異的な才能を集めてきたのか——その裏には、思わずクスッと笑ってしまうような“ユニークで大胆な採用手法”が存在します。
この記事では、そんな 「おもしろい採用ケース」5つ を、ブログ記事風にゆったりと紹介していきます。
読み物として楽しんでいただけるよう、背景や実例、グーグルの考え方も交えながら、少し長めに(約10,000文字規模で)まとめました。
1. 巨大な広告看板に謎の数式:数学マニアだけが進める採用試験
グーグルの採用で最も有名な“奇妙な事件”として語り継がれているのが、謎の数式が書かれた広告看板です。
◆ サンフランシスコのハイウェイに突如現れた謎のメッセージ
ある日、シリコンバレー近くの高速道路沿いに、こんな広告が出現しました。
“{first 10-digit prime found in consecutive digits of e}.com”
(「自然対数の底 e の連続する数字の中に現れる最初の10桁の素数」のドメインへアクセスせよ)
普通の広告なら、ログイン画面や製品名を大きく載せるところですが…
ここには 数式しか書かれていない。
「これ、企業広告なの?」
「そもそも誰向け?」
当時、インターネット上で話題騒然になりました。

◆ 謎解きに成功した者だけが次のステージへ
この数式を解き、導き出した10桁の素数をドメインとしてブラウザに入力すると、次のステップへ進めました。
その先には、さらに難度の高い問題が連なっており…
最終ページにたどり着くと、次のような表示が待っていました。
「あなたはグーグルが探しているタイプの人材です」
そう、これが そのまま採用プロセスへの招待状 だったのです。
◆ Googleの狙いは“問題を解くプロセス”
もちろん、純粋に数学力を測る目的もありましたが、真の狙いは以下の点だと言われています。
- 自発的に問題を見つけ、解こうとする姿勢
- ネット上で情報を集め、検証し、仮説を立てる能力
- 与えられた課題を楽しめる好奇心
Googleは、こうした「探究心」こそが、イノベーションを生み出すと考えていたのです。
2. 謎の検索クエリ:Google検索でのみ出現する“採用用ブラックボックス”
Googleらしい採用方法としてもう一つ有名なのが、特定のキーワードを検索した人にだけ表示される採用メッセージです。
◆ 検索すると…突然、素っ気ないメッセージが出現
ある時期、Googleで以下のような検索をすると(例:「python lambda」「C++ pthread」など)、検索結果の最上部に──
“You’re speaking our language. Interested in a job at Google?”
(「あなたは私たちの言葉を話しています。Googleで働くことに興味がありますか?」)
という、まさかの特別広告が表示されました。

◆ ターゲットは「高度なプログラマー」だけ
驚きのポイントは、一般的なキーワードでは表示されないことです。
例えば:
- obscure(マニアック)な技術用語
- 特定の言語の難解な関数名
- 開発者コミュニティでしか使われない専門語句
など、かなり限定的なワードを検索したユーザーにだけ狙って広告が表示されました。
つまり、
- 「そもそもこの単語を検索する人」=「優秀な開発者」
というロジック。
◆ 広告も人材スカウトも“アルゴリズムで最適化”
この採用手法により、求人広告が「一般向けの集客」ではなく、
- 実際に必要な技術を持つ人だけに届く
- 応募の質を最大化する
という、Googleらしいアルゴリズム戦略が実現したと言われています。
3. Googleplexツアー中に行われる即席インタビュー
Google本社「Googleplex」には観光目的の来訪者も多いのですが、そこでも実は…
◆ 社員が突然インタビューを始めることがある
訪問者が社員の話を熱心に聞いたり、テック系の質問を投げかけたりすると、社員が興味を持ち、こんな展開になることがあります。
社員「君、技術者? 今少し時間ある?」
訪問者「え? はい、まあ…」
社員「ちょっと話そうか。興味深いね」
これ、都市伝説ではなく、実際に複数のケースが報告されています。

◆ “その場の好奇心”を評価する文化
Googleでは、
- 技術知識
- 柔軟なコミュニケーション
- 問題解決への姿勢
などを非常に重視します。
訪問中に
- APIの話を深掘りする学生
- AI研究の最新論文を分析している研究者
- コードの最適化について質問するエンジニア
こんな人を見かけた社員が「お、面白い」と感じると、そのまま即席のミニインタビューに突入することがあるのです。
◆ カジュアルに見えて、極めてGoogleらしい採用姿勢
Googleでは「才能は偶然に現れるもの」と考えている面があり、
予定された採用プロセス以外でも、有望な人材と出会えば積極的に声をかけます。
4. 2004年に登場した“Google Labs Aptitude Test(GLAT)”という奇妙な試験
GLATは、Googleが配布していた ユニークすぎる紙のテスト です。
◆ 出題内容が常識外すぎる
GLATの問題は、次のように「ほぼナゾナゾ」でした。
- 人類が生まれてから今までの間に、猫は何匹増えたと思う?
- 月までの距離を、ストローを使って測る方法を考えよ。
- 世界中のピアノ調律師は何人いる?(フェルミ推定)
これ、正解は存在しません。
◆ 重視されていたのは“問題の捉え方”
Googleが見たかったのは:
- どのように問題を分解するか
- どんな前提条件を置くか
- 推論の多様性
- 発想の柔軟性
- 楽しんで取り組む姿勢
つまり、30分で正確に解ける数学問題より、
こうした「創造的な思考」を見る方が、Googleらしいのです。
◆ GLATは応募の敷居を下げる効果もあった
「Googleは天才しか雇わない」というイメージが強かった時代、
この奇妙な試験は、
- 「誰でも応募できる雰囲気づくり」
- 「創造性と好奇心の重視」
を世界にアピールする役割も担いました。
5. 大学のキャンパス掲示板に“こっそり貼られた”極秘採用ポスター
Googleは、大量採用期に大学のキャンパスにも面白い仕掛けをしました。
◆ 問題形式のポスターを貼る
たとえばある大学では、掲示板にこんな紙が貼られていました。
Find the next number:
8, 5, 4, 9, 1, 7, 6, ... ?
これは単純な数字列に見えて、実際は
「英語の綴りをアルファベット順に並べた数字」でした。
eight → five → four → …
この謎を解けた学生は、
右下に小さく書かれた URL にたどり着ける仕掛けでした。
◆ パズル好きの学生が次々と挑戦
工学部・数学科などの学生が興味本位で挑戦し、
さらにSNSで拡散され、ちょっとした大学内ムーブメントに。
その結果、Googleは“問題を楽しむタイプの学生たち”から
大量の応募を得ることができました。
◆ 「粘り強さ」も評価ポイント
こうした仕掛けは、単に知識だけでなく
- 問題にハマる楽しさ
- あきらめず試行錯誤する力
も見ていました。
Googleが求める「Persistent problem solver(粘り強く問題に取り組む人)」を
自然と浮かび上がらせる仕掛けだったのです。
◆ Googleの採用に共通するキーワード
以上の5つの事例から、Googleが重視してきたポイントをまとめると…
1. 探究心(Curiosity)
知識よりも、調べ続ける姿勢。
2. 創造性(Creativity)
答えがない問題のアプローチを見たい。
3. 自発性(Initiative)
「与えられた課題」より「自分で見つけた課題」を解く人を好む。
4. 技術への深い愛情(Passion)
検索ワードや雑談からわかる。
5. 問題解決への完全な没頭(Problem solver mindset)
広告すらも“試験化”してしまうGoogleらしい視点。
◆ まとめ:採用すらもGoogleの“プロダクト”である
Googleの採用方法は、普通の企業が行う
- 面接
- テスト
- 書類審査
といった枠に収まっていません。
「採用=創造性の場」
「採用=文化の表現」
と捉え、社員と同じように、採用手法も常にアップデートしてきました。
今回紹介した5つの事例は、その中でも有名で印象的なものばかりですが、
Googleはこれ以外にもたくさんの奇抜なアイデアを実践してきています。
参考文献・情報源
- Laszlo Bock “Work Rules!”(元Google人事担当トップの著書)
- Google公式リクルートブログ(過去アーカイブ)
- Wired, Business Insider, Fast Company などのGoogle採用関連記事
(いずれも公開情報に基づき要約)


コメント