【はじめに】
こんにちは!今回は、サラリーマン(給与所得者)が毎月支払っている「税金」と「社会保険料」について、
そしてそれが実際に月収ごとにどのように差し引かれるのかを、やさしく・分かりやすく解説します。
「給料は30万円なのに、手取りが思ったより少ないな…」と感じたことはありませんか?
それは決して計算ミスではなく、きちんと法律に基づいて天引きされているのです。
この記事ではそのしくみと内訳を、ご紹介します。
サラリーマンが毎月支払っているものは「税金」と「社会保険料」
会社員として働いていると、給料から以下のような金額が自動的に引かれます。
税金(2種類)
- 所得税(国税): 収入に応じてかかる税金。国に納めます。
- 住民税(地方税): 前年の年収に基づき、都道府県と市区町村に納める税金。
社会保険料(4種類)
- 健康保険料: 医療費の負担軽減のための保険。
- 厚生年金保険料: 将来受け取る年金の原資。
- 雇用保険料: 失業したときなどの給付に使用。
- 介護保険料: 40歳以上の人が対象で、将来の介護サービスの財源になります。
月収別シミュレーション(30万・40万・50万円)
では、実際にこれらの控除がどれくらい引かれているのかを見てみましょう。
以下は2025年時点の一般的な料率をもとにした、おおまかな目安です(40歳以上を想定)。
月収 | 所得税 | 住民税 | 健康保険 | 厚生年金 | 雇用保険 | 介護保険 | 控除合計 | 手取り額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30万円 | 7,000円 | 10,000円 | 29,400円 | 27,450円 | 1,800円 | 5,400円 | 81,050円 | 218,950円 |
40万円 | 12,000円 | 15,000円 | 39,200円 | 36,600円 | 2,400円 | 7,200円 | 112,400円 | 287,600円 |
50万円 | 20,000円 | 20,000円 | 49,000円 | 45,750円 | 3,000円 | 9,000円 | 146,750円 | 353,250円 |
※地域や保険組合によって多少の差はあります。
まとめ:手取りは意外と少なくない。必要な「未来への準備」
こうして見ると、月収の20~25%程度が毎月差し引かれていることがわかります。
初めて見る方は「こんなに引かれてるの!?」と驚くかもしれません。
でもこれらはすべて、あなた自身の将来や安心のために使われる大切なお金です。
- 健康保険は病気のときに役立ちます。
- 年金は将来の生活費に。
- 雇用保険はもしものときの生活を守ってくれます。
- 介護保険は老後のケアに備えるものです。
税金や社会保険料の仕組みを知っておくことで、生活設計も立てやすくなりますよね。
【おわりに】
ご自身のライフプランや将来設計にも役立てていただけたら嬉しいです!
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