【ファイナンシャルプランナーに聞いた】安心感を得るためのお金に関する5つの習慣

お金
  • 生活費が上がり続ける中、若い人たちは貯金に希望を持てなくなっている人もいるます。
  • 今の状況は厳しいが、小さな工夫で変えることができます。
  • 予算管理と自分の貯金を確保することが非常に重要です。

若い人々が貯金しようとしても今は厳しい時代になってきました。食料品の値段や家賃がどんどん上がっており、比較的経済的に安定しているZ世代でさえ、「マネー・ディスモルフィア(金銭異形症)」によって、自分の実際の状況よりも絶望的で苦しいと感じてしまうことがあるそうです。

多くの人は、何とかやりくりして生活を維持しようとしているだけではないでしょうか。私も独身時代はそんな感じでした。結婚したあともそこまで考えてはいませんでした。10年後なんて給与も上がって自然に貯金できると思っていたくらいです。

そんな中、とあるYouTubeに出会ってファイナンシャルプランナーという資格の存在、資産運用についての話を知ることができました。

最近、Z世代だけでなく、すべての世代において「投資」をしている方が増えてきたと思います。新NISAの影響ですかね。様々な思惑がささやかれていますが、非課税なのは非常にありがたい制度です。

しかし、ファイナンシャル・リテラシー(金銭に関する知識)が不足している人が投資をしているような気がします。いまや、誰でも簡単に株式投資ができる世の中になってきましたが、その反面、投資をギャンブル感覚で行っている方のいらっしゃるような印象があります。

「投資」というとお金でお金を増やす、といういわゆる株式のデイトレードやFXのイメージがあるかと思います。「資産運用」といったらどうでしょう。

ファイナンシャルプランナーは資産運用のサポートをする資格になります。保険、金融、税金、不動産、相続の知識が必要になります。確かに、金融の知識で株式投資は学びます。金融の知識があれば簡単に儲かる、と思われるのですが、ここで問題があります。投資のための種銭が必要なのです。

宣伝文句で、10万円から始められる、などと広告を打ち出しているものを見かけます。確かにできます。しかし10万円は資産運用資金にしては心もとないです。そのため、資産運用をしようと思ったら貯金をして種銭を増やすことが重要なのです。

今回は貯金の大切さ、方法を紹介していきたいと思います。

1. 貯金する仕組みを作る

貯金の成功率をもっとも高める方法は、毎月のはじめに自動的に貯金口座へお金を移す仕組みを作ることです。

不思議なもので、一度お金が別の口座へと移されてしまえば、ない物と思い生活費を抑えることに繋がります。私ももっとも効果を感じる貯金方法です。

天引き貯金方法はお金が無くなるわけではなく、貯金されていくのです。自動的に、かつ簡単に引き出せないように設定しておけば、いざというときに貯金を使おうと思ったときに結構貯蓄できていたりします。


2. 予算を管理する

どの年代の人も、自分の口座に出入りするお金の流れを把握できていない人がいます。みなさんは毎月のクレジットカードの引き落としなどを把握していますか?使途不明金が500円、1,000円とありませんか?

また、月々の変動費(特に食費)は目標決めていますか?家族構成にもよりますが、例えば月80,000円くらいでいいかな、という考え方と、食費は月80,000円以内に収める、と決めている方では、前者の方の方が80,000円をちょっと超えてもいいかな。となりその積み重ねで浪費をしてしまう可能性があります。

これから楽しい夏休み、というご家庭もありますよね。いきたいところや旅行の計画を立てているでしょう。しかし、予算をいくらまでと考えていますか?旅行なら宿泊費は当然確認しているかと思います。しかしそこまでの交通費、ちょっとした食費、お土産代などちょこちょこ出費が出てきます。普段ならランチ代2,000円となったら高いと感じる方、少なくないと思います。でも旅行となると2,000円くらい考えていなければ一瞬でなくなります。

ケチケチしようといっているのではなく、使う金額を決めましょうという話です。

3.価格ではなく、価値で考える

モノには必ず価格が表示されています。それが高いか、安いかとはその購入者の価値観によって変わってきます。なので何が無駄遣いで何が必要経費なのか、という話は他人と合わせるのは難しいのです。

私も様々な方とお会いするようになり、このような考え方に至りました。昔は高い、安いみたいな考え方でした。しかし、いろいろな立場の方と接することにより価値観の違いに気づきました。同じ価値観の人としか接していなかったら生まれなかった感覚かと思います。

ランチ代1,000円です、というのが高い、安いではなく、自分がどう思うのか、答えは人によって違うのです。自分が納得すればよいのです。

ただ一点注意が必要です。2番で記載した「予算を管理する」とありますが、2,000円のランチの方が仕事のやる気に繋がる、といって2,000円のランチを食べるのはよいですが、予算足りないのに2,000円支払ってはいけませんよ。限度はあります。それが計画性です。

4. 無理のある月々の支払いは避ける

住宅ローンや自動車ローン、この辺りは多くの人が利用しているのではないでしょうか?ここで意識していただきたいのは、月々返済する総額だけではなく、金利のことも意識していただきたいと思います。

(例)

購入住宅価格:3,000万円(フルローン)

住宅ローン金利:1.0%

返済期間:35年

月々の返済:84,685円

そうしますと、返済総額いくらになると思いますか?

zun-no-yasu
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答えは、35,585,064円です!

アブ
アブ

550万円も増えている(´;ω;`)

金利1%って少なく感じますが、こんなに増えてしまします。

約5年3ヵ月は金利のために返済しているようなものです。更に住宅のメンテナンス、固定資産税なんかを考えたらもっと増えます…

月々8万円なら余裕だな、と思っていても、長期目線で考えていかないと支払い額がとんでもなく高くなってしまうことがあります。今回3,000万円で計算しましたが、金額が上がればもっと利息の影響がでるでしょう。

ローンを組んで購入する場合は返済期間と金利を頭に入れておきましょう。計算シミュレーションを使うとおおよその支払総額が分かります。

【イー・ローン】住宅ローンのかんたん返済額シミュレーション|住宅ローンの検索・比較・申込みならイー・ローン

私も使ってみて、分かりやすいかなと思い添付させていただきました。

5. 小さな一歩から始める

投資にしても、節約にしてもいきなり大金を手に入れることはできません。だから行っても無駄、と思って何もしなければ変わりません。

ダイエットも同じです。なかなか痩せない、いきなり体重が何十kgも落ちたりしないですよね。こちらも始めなければ何も始まりません。

投資もダイエットもできるところから、少しずつでもなにか取り組んでみましょう。効率が良いとか悪いとか考えて動けなくなってしまうより良いかと思います。


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