「早期リタイア望む若手男性増の背景」という記事を目にしました。気になったので、今回の記事にさせていただきました。タイトルにも記載しておりますが、早い段階から貯蓄を行い、資産運用で収益を得ながら経済的自立を目指すことをFIRE:Financial Independence Retire Earlyと言います。
これだけ聞くと、働かないで人生を送れる、という夢のような取り組みですよね。一度は想像したことありません?私も何度もあります(笑)
人生で1か月だけ何もすることがない時期がありました。仕事の切り替え時でした。その時は何しようかな~とウキウキでしたが、実際2日でやることなくなり退屈になりました。そして1週間もしないうちに働きたくなりました。仕事が忙しいと休みたいと思うし、退屈だと仕事したくなるという、ない物ねだりですね。
現実問題ですが、FIREを実行するためにはお金が必要になります。どのくらいの期間、どのような生活レベルを送るのかによって確保する金額は変わってくるかともいます。
ではどのように資金計画をたてたら良いでしょう。貯金、投資、事業。。。宝くじ!と考えたことある方いらっしゃいませんか?一回くらいありますよね(笑)これは冗談として、誰もが取り組める、貯金と投資の話で行きましょう。
貯金と投資は別物ですが、投資をするためには元手が必要なので、貯金は欠かせないでしょう。(今回は誰かにもらう、のはなしで考えます。)
ファイナンシャルプランナーとしては、毎月いただいているお給料からどれだけ貯金できるのか、をみていきたいと思います。
手取り月収30万円、独身、一人暮らしの場合
手取り月収30万円ですと、額面で38万円くらい、年収456万円くらいになるでしょう。さて、生活資金をどのように分配するかです。
- 家賃:60,000円
- 食費:40,000円
- 日用品,被服費20,000円
- 光熱費:15,000円
- 通信費(携帯のみ):3,000円
合計138,000円(のこり162,000円)
こんな感じでしょうか。16万円も残せれば、年間192万円貯金できます。これを投資に回せばかなりの金額になるんじゃないでしょうか。192万円を年間5%で40年資産運用できると1,351万円くらいになります。いきなり仕事辞めることはできませんが、1年貯金を頑張っただけでも1,100万円も増えます。さらに貯金して投資に回したらもっと不労所得が増えます。
かなり簡潔に考えておりますが、こんな感じで骨組みを作って、あとはもう少し外食が増えそう、趣味にお金を使いたい、などプラスでかかる予算はあるかと思います。結婚したり生活スタイルが変わることもあるかと思います。しかし、意外と特殊なことをしなくても資産を増やすことはできます。
私も固定費の見直しをしたときに、格安SIMにしたときが衝撃的でした。当時携帯代で月7、8,000円かかっていましたが、格安SIMに換えた途端、1,100円(笑)。出張で待ち時間にフラっと家電量販店に入った際に店員さんに勧められました。最初は大丈夫かな、思いましたが店員さんが丁寧に説明してくれたので、換えてみました。最高でした。いまは楽天モバイルにして通信料も無制限で約3,000円です。楽天は最近プラチナバンドにもなって、通信速度も都内では気にならないレベルで使用できます。
話が脱線してしまいましたが、FIREを目指すためにはまず、資金を調達、そして生活費を下げることが重要になります。そのためには固定費の見直しがどちらの問題も解決してくれます。いきなりすべてを解決するのは難しいですが、できそうな固定費から見直してみましょう。