【資産2億円達成!】普通のサラリーマンでもできる。電気をこまめに消すより大切な節約方法

お金

支出管理は「金額が大きいものから把握する」

皆さん、支出を抑えようとしたら何をしますか? 恐らく、多くの人が日々の生活費を節約することから始めると思います。電気を小まめに消す家族のお小遣いを減らす外食を控えるなど、要所要所で使うお金を減らそうとするはず。しかし、なかなか上手く行きません。何しろ、節約というのは意識してしまうとストレスを感じ、続けにくくなってしまうからです。

長期的に資産形成をしたければ、長期的に支出を抑えられなければ意味がありません。一時の思い付きで数カ月頑張って節約するのではなく、年単位で無理なく続ける必要があります。長期的に支出削減を成功させるコツは、大きく次の二つです。

・金額が大きい支出を減らす

・毎月一定額、確実にかかる支出を減らす

一つ目は、細かな支出に着目するのではなく、大きな支出を減らすことを狙うというものです。

家計簿アプリを利用してお金の「見える化」をすると、何にたくさんお金を払っているか分かってきます。家族構成や生活習慣によって変わるものの、一般的には、食費、住居費、交通費、保険費、教育費、水道光熱費、通信費が大きいでしょうか。順番に、10〜20%削減可能かを一つ一つ検討していきましょう。

金額の大きいものから削減を検討するのは、インパクトが大きいからです。

例えば、被服費として毎月1万円程度を使っているとして、10%抑えられても、節約額は毎月1000円程度です。それよりも、食費や住居費を根本的に見直すことができれば、1カ月の支出を1万〜2万円減らすことができます。

支出を減らす目的は、できるだけ多く貯蓄することにあります。小さな支出を減らすことに力を注いでも、結果的に得られるお金は限定的です。大きな支出をどうやって減らすかを考えた方が、効率が良いのです

大きな支出には、その人の生活水準がストレートに反映されます。

「交通の便が良い都市部に住みたい」と思えば賃料は上がりますし、「喉が渇いたらスタバでコーヒーを買う」を習慣にしていたら食費・外食費は上がります。

賃料が安い少し不便な場所に引っ越すのも、外食を減らし自炊するのも、生活水準を下げることになりますから苦労が伴います。人によっては苦渋の決断だと思いますが、将来の資産形成を考えた時に、それは本当に優先すべきことなのか、一度検討してみることをお勧めします。

次は「毎月一定額かかるものを把握する」

長期的に支出を削減するコツの二つ目は、「毎月一定額、確実にかかる支出を減らす」です。いわば、サブスク的な支出を減らすということです。こちらは必ずしも金額のインパクトは大きくないかもしれませんが、実行しやすい傾向にあります。

なぜかと言うと、一度削減してしまえば、その後苦労なく節約し続けることができるからです。節約の敵は“苦労”です。残念ながら、節約をしていることが苦しければ長続きしません。できるだけ楽に負担なく支出を減らすことで、節約を続けることができます。

サブスク的支出の主なところは住居費、水道光熱費、保険医療費、交通費、通信費あたりです。

住居費は、例えば持ち家であればローンの借り換えで削減することが考えられます。高い金利で銀行から融資を受けていた場合、自身や配偶者の収入、仕事の状況次第で、他の銀行からの融資に切り替えた方が金利が安くなることがあります。ネット系の銀行(ソニー銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行)が提供している借り換えシミュレーションをしてみましょう。

賃貸の場合は、多少交通の便が悪いところや、築古の物件に引っ越せば、賃料を下げることができます。それが難しい場合は、今住んでいる賃貸アパート・マンションの空室状況と賃料水準を調べましょう。仮に、空室が多く、賃料が自分の住居より低いのであれば、家賃の引き下げ交渉に管理会社が応じる可能性があります。

電気やガスは5~10%安くできる

次に水道光熱費について。水道代は使用量を減らすぐらいしか削減の余地はないですが、電気やガスは小売が自由化されています。

電気代はエネチェンジや価格コム等で簡単に価格比較が可能になっており、住んでいるエリアの大手電力会社から他エリアの大手電力会社、または大手ガス会社に切り替えれば5〜10%は安くすることができます。前者でいうと、例えば関東圏であれば東京電力から関西電力やCDエナジー(中部電力と大阪ガスの合弁会社)、後者の例として中部圏であれは東邦ガス、関西圏であれば大阪ガスに契約を切り替えることが考えられます。

なお以前は、電力小売事業に新規参入した企業(新電力)が安価に電力を提供していたのですが、昨今のエネルギー価格の高騰で、多くの新電力が大幅な値上げを行い、中には倒産する企業も出てきてしまいました。

背景には、新電力が日本卸電力取引所(JEPX)から電気を購入していたことがあります。日本卸電力取引所には、大手電力会社が余った電気を安価で販売しており、新電力は安く買った電気を消費者に安く卸すことができました。日本卸電力取引所は、最も安い時期には6円/kWhで電気を売っていましたから、新電力が消費者に15円/kWhで販売しても儲けることができたのです。しかし、エネルギー価格の高騰で、日本卸電力取引所の価格が高騰してしまい(最も値上がりした2021年1月では154円/kWh)、新電力は安く電気を買えなくなり、値上げせざるを得なくなったわけです。一方で、大手電力会社や大手ガス会社は自社の発電所から電気を調達していることが多く、大幅な値上げが起きにくい傾向にあります。私が他地域の大手電力会社や、大手ガス会社をお勧めする理由がこれです。

「でも、電気を他地域の会社から買ったら停電しない?」と不安に思うかもしれません。ご安心下さい。日本では発電と送配電と小売の三つに分業されており、どの小売事業者から購入しようとも、送配電をする会社は同じになります。関東なら東京電力パワーグリッド、関西なら関西電力送配電といった地域ごとにある旧来の大手電力系送配電事業者が、各家庭に電気を供給しているので、小売事業者を変えても電気は安定供給されます。

ガスは電気に比べると価格差が小さいものの、電気とセットで契約したり、J:COMやau等の通信回線と一緒に契約したりするとセット割が効きます。

私も以前、切り替えを行ったことがありますが、手続きはインターネットで簡単にでき、解約金も原則不要です。電気もガスも供給方法自体は同じで質も変わりませんから、もっと早くに変えておけばと思ったものです。ちなみに、何かあった時に元の大手電力会社・ガス会社に契約を戻すのも、特殊なプランの契約をしていなければ簡単にできます。

通信費の契約見直しはかなりの節約になる

最後に通信費です。こちらも電気・ガスと同様に、契約を見直すことでかなり費用を抑えることができます。

通信費は主に携帯料金とインターネット回線料になりますが、携帯料金は大手キャリアから格安SIM事業者に切り替えれば、毎月数千円の削減が可能です。格安SIM事業者は自身で通信回線を持たずに大手キャリアから借りているため、昼間や密集エリアでは通信速度が若干落ちることもあります。しかし毎月数千円の支出削減は魅力的です。

様々な格安SIMがありますが、私は断然「楽天モバイル」をおすすめします。

楽天経済圏を利用している、という点もありますが、無制限の利用でも月額で最大2,980円というところです。楽天モバイルは使用ギガ数で金額が自動的に変わります。

3GBまで 980円

20GBまで 1,980円

30GB以上 2,980円

となっています。そして妻も楽天モバイルを使用しているため、家族割-100円されて月々2,880円となっております。

楽天モバイルは電波状況が懸念されていますが、確かにひと昔前は通信速度の遅さがストレスでした。しかし、現在ではアンテナが増えて都内では全く問題ないレベルかと思っております。しいて言えば地下が電波悪いかな、というくらいです。

それでもYouTubeなどは困らず見れます。

格安SIMを専門に取り上げているサイトなどを覗いてみると、もっと様々な会社を比較して記載してますので、一度覗いてみるとよいでしょう。

3大キャリアで契約している方には申し訳ないのですが、格安SIM絶対おすすめです。

その動画配信サービス契約は本当に必要か?

なお、最近は動画配信サービスを複数契約している人も多いでしょうが、果たして、すべて必要でしょうか。一度加入して、見ていないのにそのまま継続しているサービスはないですか? 改めてすべての契約を洗い出し、「この契約は本当に必要なのだろうか?」と自分に問い直してください。我が家で契約している動画配信サービスはAmazonプライムビデオだけです。支払いは年間5900円で、プライムビデオの他、音楽配信のミュージック、写真共有のAmazonフォトを利用でき、送料無料の特典もあります。

以上、住居費から始まり、細々としたサブスクサービスまで、削減の余地がないか検討してきました。毎月一定額がかかる支出を、契約の見直しにより10%程度節約できれば、毎月5000〜1万円の削減が継続的に可能になるかと思います。そのつど爪に火を灯すように苦労して節約することに比べれば、手間がかかるのは契約を見直す最初のタイミングだけです。

ぜひ、重い腰を上げてサブスク的固定費を削減してみましょう

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