投資信託とは、様々な金融商品の詰め合わせセットです。そして、その詰め合わせセットを個人投資家の方々がすこしずつお金を出し合って投資する方法になります。
株式投資と違って、一つの会社の株式のみを購入するわけではないので、リスク分散されております。投資信託で意識しなくてはいけないのは、手数料です。様々な金融商品が合わさるので、仲介役が多く手数料が発生します。
- 購入時手数料
- 信託報酬
- 監査報酬
- 売買委託手数料
- 信託財産留保額
これらの手数料が発生します。パッとみた感じ、非常にわかりにくいです。この中で特に意識していただきたいのは、「購入時手数料」と「信託報酬」になります。
購入時手数料は投資信託を購入する際に発生するコストです。信託報酬は投資信託を保有している間、発生するコストです。
手数料無料
購入時手数料に関しては、ノーロードと言って無料なものもございます。私もいくつか購入しておりますが、とてつもなく高額ではありません(個人的見解)が、一応確認しておいたほうがよいでしょう。せっかく資産運用していて利益がでていても、手数料でもっていかれてしまうこともありますからね。
インデックス運用とアクティブ運用
投資信託を始めようとすると、必ずでてくる単語です。「インデックス運用とアクティブ運用」。なんのことでしょう。
インデックス運用
インデックス運用とは指数に連動することを目標とした運用方法
インデックスとは、特定のマーケットの動向を表す指標のことです。市場全体の動きを数値化した株価指数や債券指数、不動産投資信託市場の動きを数値化したものなどがあります。
- 日経平均株価
- 東証株価指数(TOPIX)
- ダウ・ジョーンズ工業株価平均
- S&P500
- ナスダック総合指数
これらがインデックス運用の指標になります。
インデックス運用の特徴
- 値動きが分かりやすい
- 運用に係るコストを抑えられる傾向にある
- 短期間で大きなリターンを得ることは難しい
値動きが分かりやすい
日経平均株価やTOPIXをはじめとした指数は、毎日のようにニュースに流れてきます。投資をしたことない方でも一度は聞いたことあるのではないでしょうか。そのくらい頻繁にニュースにでてきます。
そのため、指数の把握が容易にできます。
運用に係るコストを抑えられる傾向にある
投資信託に係る主なコストとして挙げている手数料がありますが、インデックスファンドにはノーロード(購入時手数料無料)の商品がおおく、気軽に購入できるかと思います。
短期間で大きなリターンを得ることは難しい
インデックス運用で用いる指数は市場全体の動きを数値化しているため、基本的には短期間で大きく変動することはあまりありません。日経平均が暴落した際にはニュースになったりしますでしょう?そのらい急激に変化することは少ないのです。
個別株でしたら2倍、3倍と増えることもあります。もちろん半分になってしまうことだってあります。ハイリスク・ハイリターンであり、その会社の正確な情報を集めるのは難しいと思います。
アクティブ運用
アクティブ運用の特徴
アクティブ運用とは、指数を上回るリターンの獲得を目指します。
アクティブ運用ではファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロフェッショナルが企業取材などを通して様々な企業を調査・分析することで組み入れ銘柄を決定するなどの手間がかかるため、運用コストが高くなる傾向にあります。
これは主観的な意見ですが、インデックス運用もアクティブ運用も利益率にあまり差がない気がします。アクティブ運用も結局手数料に持っていかれてしまうので、、、
インデックス運用の基本戦略
①長期投資
チャートをみると、過去200年間かけて右肩上がりの傾向にあります。今月購入して来月どうなるかは予測が難しいですが、長期でみたら上昇傾向にあります。
②積立投資(ドルコスト平均法)
積立投資は聞いたことあるかと思いますが、ドルコスト平均法についてです。購入するタイミングを毎月1日決めて購入し続けます。どのタイミングで金額が上下するか判断が難しいので、購入金額が平均的になっていくようにコツコツ積立ていく戦略です。
③国際分散投資
一点集中の方が多くの運用益を得られることもありますが、反対に暴落の恐れもあります。世界全体に分散投資することにより、リスクを分散できます。これでも下がってしまう場合は世界の終わりかもしれません(笑)
以上が投資信託の運用方法と手数料を簡単にまとめたものになります。投資って難しいイメージがありますが、投資信託なら利率のよい貯金、と思って購入できるかと思います。2024年1月から始まった新NISA制度を活用してみてはいかかでしょう。