年末年始は飲み会があったり、仕事を終わらせたりするために忙しい時期になりますよね。そうすると、身体が疲れたな、と思うことがあると思います。疲労は単純なようでいろいろな要素が絡んでいると思います。食べすぎて胃腸が疲れている、夜遅くまで仕事して寝不足で疲れている、ストレスで、、、etc.
今回はトレーニングしている方が摂取しているサプリの中に「マグネシウム」というものがあります。こちらが不足すると身体に様々な症状が現れます。
マグネシウムは、筋肉や神経の適切な機能を含む、体内の300以上の生化学反応に不可欠です。このミネラルのレベルが低いと、いくつかの影響が生じる可能性があります。
マグネシウムとは?
マグネシウムは健康維持に欠かすことのできない必須ミネラルの1つで、カルシウムやリンと共に骨や歯を形成している栄養素です。体内では主に細胞内に存在し、300種類以上の酵素の働きを助ける補因子として働き、エネルギー産生や代謝、細胞内外のナトリウム、カリウム、カルシウム濃度の調節など様々な活動をサポートしています。
また、筋肉の収縮、神経系の機能維持、心機能の維持などにも不可欠です。さらに、交感神経を抑制する他、カルシウムの作用と拮抗し血管を拡張することで血圧を下げるカルシウム拮抗作用があり、“天然のカルシウム拮抗薬”と呼ばれます。体内に存在するマグネシウムは60~65%が骨に含まれており、不足すると骨から遊離し、このような体に重要な様々な働きに利用されます。
マグネシウムが不足すると起こる11のサイン
このミネラルの摂取量を増やす必要がある11の身体のサインは次のとおりです。
1: 食欲の低下:食べたいという欲求の低下は、マグネシウム欠乏症の初期の兆候である可能性があります。
2: 吐き気と嘔吐:これらの症状は、マグネシウムレベルが低い場合に発生することがあります。
3: 疲労:過度の疲労は、ミネラルの不足が直接の結果である可能性があります。
4: 筋力低下:マグネシウム欠乏症は、体の衰弱感を引き起こす可能性があります。
5: しびれとチクチク感:チクチクとした感覚は、マグネシウムレベルが不十分であることを示している可能性があります。
6: 筋肉のけいれん:けいれんや収縮は、このミネラルの摂取量が少ないことのサインである可能性があります。
7: 発作:重度の場合、欠乏により発作が引き起こされることがあります。
8: 不整脈:マグネシウムが不足すると心臓の健康に影響があり、不整脈が発生する可能性があります。
9: 低カルシウムレベル:マグネシウムはカルシウムの吸収に関係しており、それが欠けるとこの関係が損なわれる可能性があります。
10: 気分の変化:マグネシウム欠乏は精神的な健康に影響を及ぼし、不安やうつ病を引き起こす可能性があります。
11: 慢性疾患のリスクの増加:マグネシウムレベルの低下は、2型糖尿病や高血圧などの症状と関連しています。
マグネシウムの必要量
※引用:厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
マグネシウムの多い食材
- そば(乾麺)…100mg
- きなこ…260mg
- ごま…370mg
- アオサ…3200mg
- 切干だいこん…160mg
- 乾燥きくらげ…210mg
- サツマイモ(皮付き)…24mg
- 干しエビ…520mg
まとめ
いかがでしょう。知っているようでしらないマグネシウム。ただの身体の疲れかとおもいきや、マグネシウム不足という可能性があるようです。日本は飽食の時代ですが、しっかり栄養取れているかたは少ないかもしれません。
空腹ではないのに栄養失調の方は意外と多いそうです。食事はバランスです。一つの栄養素を摂りすぎていてもおかしなことになってしまいます。上記に記載した11のサインに該当する方はマグネシウム不足がを疑ってみてください。
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