少し昔に、「腸活」という言葉が流行りました。健康を意識する方でしたら取り組んでいると思います。
腸は第二の脳ともいわれており、生物が誕生した際に最初に作られた臓器とも言われております。腸に入れた食物を動かすために筋肉ができ、それをコントロールするために脳ができたという説があります。
腸活をすると何が良いのか?腸は摂取した食物から栄養を吸収するための臓器だからです。口腔~胃は食物の消化を行い、腸で吸収、そして大腸経て排泄になります。
腸の中には常在菌が多く存在し、約100兆匹いるといわれています。(人間の細胞は37兆個くらい)100兆匹の菌をまとめると野球ボール1個分に匹敵するそうです。この常在菌が食の好みを決めているともいわれており、食べたいものを脳に伝えて、脳がその食事を摂取しようと身体を動かすわけです。
ダイエットのために食事制限をしようと思っても甘いものを我慢できなのは、この常在菌の影響です。根性が足りないわけではありません(笑)
腸内環境の状態を確認するためには便を確認することが大切です。
良い状態の便は、色が黄色に近く、直径2㎝以上の太さがる
悪い状態の便は、色が黒色に近く、形がコロコロしている、または液状
どちらに近いかで見ていただければ目安になるかと思います。私は毎日便が出ているから大丈夫、という意見も聞きますが、悪い状態の便が毎日でていたら便秘と同じような状態、と医療関係者から聞いたことがあります。腸内の悪玉菌が増えてくると、便は臭くなりますし、腸内で腐敗したガスが再吸収されてしまう事態に陥ります。そのガスが毛細血管を伝わり肝臓に入れば体はだるくなり、皮膚に出れば吹き出物になったりします。
健康と美容の第一歩は腸内環境の改善からになるでしょう。