朝食を食べた方が良いのか、抜いたほうが良いのか、結果のみえない議論があります。
ダイエットの一種である断続的断食のために朝食を抜くのは、むしろ体重減少に逆効果となる恐れがある、という記事がイギリスの新聞に記載がありました。
英紙ガーディアンが12日(現地時間)に報じたところによると、キングス・カレッジ・ロンドンのエミリー・リーミング博士(栄養学)より
「朝食を抜くと体重が減るという主張とは相反する研究結果がある」
とした上で
「われわれの先祖たちは、食事の時間と日光の時間を一致させなければならないと言っていた。早い時間に朝食や夕食をとり、遅い時間帯の食事は避けなければならないということ」


と話しがありました。
わたしたちの体の消化器官が活発に作動する昼間に食事をして、消化機能が低下する夜には禁食するのが望ましいという説明です。もし朝食を抜くことになったら、自然と午後のエネルギーが低下し、比較的過度な夕食をとる悪循環につながります。エミリー・リーミング博士は
「朝食を抜くと、おやつをより多く食べるようになり、夜には健康的でない食事を大量に摂取する傾向がある」

と語っています。
エミリー・リーミング博士は
「朝食をとらない人たちの食事メニューを見ると、繊維質、必須ミネラル、ビタミンの摂取が足りなくなりがちだ。また、うつ病になったりストレスを受ける可能性も高まるという研究がある」
とした上で
「健康とは何なのか。これからは、単純にカロリーを減らすことから抜け出さなければならない」
と指摘しました。
さらに
「親が子どもたちを登校させる前、朝食を必ず食べさせているということを考えてみてほしい。しかし大人になると、どうして朝食をとらないのだろうか」
とした上で
「空腹信号を無視してモーニングコーヒーに依存している人は、繊維質やタンパク質が豊富な食事で一日をゆっくり始めるのがよい」

とアドバイスしてくれました。
断続的断食が脱毛を招く? 臨床試験で現れた意外な副作用
断続的断食が毛髪の成長を抑制し、脱毛を招く恐れがあるという研究結果が出ました。
断続的断食とは、食事と断食を定期的に繰り返し、一定水準以上の空腹を維持するよう調整する方法です。簡単に言って、決められた時間にだけ食事をして、あとは空腹を維持するという食事法です。過去にさまざまな研究で、断続的断食が新陳代謝や血液・腸・筋肉組織に関連する幹細胞のストレス抵抗性を高めるという結果が出ました。

研究チームは、毛をそったハツカネズミを三つのグループに分け、さまざまな形態の断続的断食をさせ、毛の成長に及ぼす影響を調べました。
- 三つのグループはそれぞれ、毎日8時間エサを食べ、16時間断食する断続的断食グループ(A)
- 隔日でエサを食べるグループ(B)
- 24時間エサを食べることが可能なグループ(C)
その結果、Cグループのハツカネズミは30日後に体全体の毛が大部分生えたが、A・Bグループは96日たって部分的に毛が生えました。
断続的断食が毛包幹細胞(HFSC)に及ぼす影響も分析しました。Cグループは毛をそった後、20日目からHFSCが活性化し、それが維持されたが、A・BグループのHFSCではアポトーシスが観察された。研究チームは、空腹中に脂肪組織が放出する遊離脂肪酸の濃度が高まり、毛包内部の有害な活性酸素が蓄積され、HFSCのアポトーシスが発生しました。
研究チームは、こうした結果が人間にも当てはまるのか調べるため、健康な成人男女49人に対し、十日間にわたり同じ実験を行いました。その結果、一日18時間ずつ断食した断続的断食グループの毛髪成長スピードが対照群に比べ18%遅いことが分かりました。研究チームは、もう少し確実な証明のために大規模な臨床試験を準備していると発表しました。
今回の研究を率いた教授は
「人間はハツカネズミと代謝率や毛髪の成長パターンなどが大きく異なり、断続的断食の影響も異なる可能性がある」
とした上で
「断続的断食が意図せぬ影響を及ぼす可能性があるという点を認識するのが重要だ」
と話しています。
まとめ
いかがでしたでしょう。最近はやりの16時間断食を行いすぎると、薄毛になる可能性があるということです。しかし、小食にすることは消化機能を休めるという効果をもっております。何事もバランスですね。
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