今年も残り3か月となりました。さて我が家では103万円の壁が話題になっております。ご家族でパートをしている方がいると、必ずと言っていいほど話題になる話ですよね。
年間103万円以上稼ぐと扶養から外れてしまう?
といった話です。
これは「配偶者控除」についての話になります。これは、世帯主の課税所得から控除してくれるものになります。難しい言葉が増えてきましたね。。。
簡単にまとめると、
ご主人様…払う税金が増えるかも(手取り減少)
奥様…全額手取りだった給与から税金が発生する(手取り減少)
え?手取り減ってしまう。。。そうです。103万円ギリギリの話ですと損をしてしまうという話です。まぁ、爆発的に稼いでしまえば関係ない話ですが(笑)
まずは税金の基本的な壁について話していきたいと思います。
6つの年収の壁
- 年収100万円の壁
- 年収103万円の壁
- 年収130万円の壁
- 年収150万円の壁
- 年収201万円の壁
実は壁は6つあります。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、これは知らなかった~という壁もあるかと思います。一つずつ解説していきたいと思います。
①年収100万円の壁
住民税が発生(するかも)
自治体によってかわるので、正確には各自治体に問い合わせてください。
多くの自治体の場合、非課税限度額が45万円です。給与所得控除が55万円なので、計算すると
年収100万円ー給与所得控除55万円=45万円(非課税限度額)
となりますので、年収100万円までは住民税が発生しません。
②年収103万円の壁
所得税が発生
所得税の計算式は
<課税所得額×所得税率ー所得ごとの税額控除>
例)年収123万円の場合
年収123万円ー基礎控除48万円ー給与所得控除55万円=1万円(所得税)
つまり年額1万円の所得税が発生します。
③106万円の壁
厚生年金が発生する(会社による)
- 給与が標準月額報酬で88,000円以上
- 週間の所定労働時間が20時間以上
- 雇用期間が2か月以上
- 昼間部の学生ではない
以上に該当するか、
「1週間の所定労働時間」「1ヵ月の所定労働日数」が正社員、フルタイム従業員の3/4以上なら厚生年金保険の支払いが発生してきます。
④年収130万円の壁
扶養から外れる
社会保険の被保険者となります。奥様も社会保険料の支払いが発生します。
⑤年収150万円の壁
配偶者特別控除、満額適応ライン
150万円超えると、ご主人様の控除が減るため、手取りが低くなる可能性があります。
⑥年収201万円の壁
配偶者特別控除が完全になくなる
ここまできたらもう何も気にすることはないかと思います。稼ぐだけ稼いでいきましょう。
まとめ
冒頭にも記載しました6つの年収の壁、まずはこちらの年収に近い方は意識していただくと良いでしょう。これを言ってしまうとおしまいなのですが、年収300万円以上、稼いでしまえば損得勘定しなくて大丈夫です。
今回は、かなり簡略化して記載しました。お勤め先によって状況が変わることがある項目もあるので、職場でも確認する必要あります。
知っているのといないのでは、対策が変わってきますので、壁の数字だけ覚えておいてください。
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