長時間労働と健康リスク|産業医の視点から
こんにちは。今日は「長時間労働」と「デスクワーク」が私たちの体にどのような影響を与えるのか、そして人生100年時代に健康寿命を延ばすために知っておいてほしいことを、産業医が職場でお話しするような感覚で解説します。
デスクワークで特に多い「健康リスクの高い行動」
① 長時間座りっぱなし(身体活動量の低下)
長時間座り続けることは、産業医学の分野では明確な健康リスクとして知られています。
- 2型糖尿病
- 高血圧・脂質異常症
- 心筋梗塞・脳卒中
- 肥満・メタボリックシンドローム
運動していても、「座っている時間そのもの」が長いと健康リスクになります。
② 長時間労働・休憩不足
残業が続き、休憩が十分に取れない状態が慢性化すると、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなります。
- 過労性うつ病・適応障害
- 不眠症
- 自律神経失調症
- 狭心症・心筋梗塞
③ パソコン作業による眼・首・肩への負担
パソコン画面をのぞき込む姿勢が続くことで、身体には想像以上の負担がかかっています。
- 眼精疲労・ドライアイ
- 頚肩腕症候群
- 緊張型頭痛
- ストレートネック
④ 不規則な食事・夜遅い食事
忙しい職場では、朝食抜き・早食い・夜遅い食事が重なりがちです。
- 胃炎・逆流性食道炎
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 脂肪肝
⑤ ストレスを我慢し続ける
ストレスは我慢しても消えません。
対処されないストレスは、必ず身体の不調として現れます。
- うつ病・不安障害
- 高血圧
- 過敏性腸症候群(IBS)
- 皮膚トラブル・円形脱毛症
健康寿命を延ばすために今日からできること
- 1時間に1回は立ち上がる(トイレ・コピーでOK)
- 睡眠時間を削らない(6〜7時間は健康投資)
- 昼休みに5分だけ外を見る
- 不調を「年齢のせい」にしない
健康寿命は、突然縮むものではありません。
毎日の働き方・座り方・休み方の積み重ねが、10年後・20年後の体をつくります。
会社で頑張ることと、自分の体を大切にすることは両立できます。
今日この記事を読んだことが、少し立ち上がるきっかけになれば幸いです。


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