健康を意識している方なら必ずと言っていいほど、「腸活」という単語を目にしたことがあるのではないでしょうか。
腸活とは腸内環境を整えて、健康的に、美しくなろうというような取り組みです。
そもそも、なぜ腸を整えることが健康面につながるのか、というところですが、まず腸のしくみについてお話させていただきます。腸は大きく「大腸」と「小腸」に分けられます。今回は大腸にスポットを当てていきます。
大腸の簡単な解剖学の話です。①盲腸②結腸③直腸の3つに分けられます。全体の長さは1,5Mあります。食事をしてから便が排泄されるまでは、通常24~72時間かかります。それぞれの機能はどのようなものがあるでしょう?
①盲腸
退化した器官で特に何もしておりません。盲腸には虫垂という袋があります。これが炎症起こすと虫垂炎になります。よく、右下腹部が痛くなると、盲腸だ、と言われておりましたが、あれは虫垂炎ですね。
②結腸
ここが便を作る働きを担っております。結腸で水分やナトリウムなどのマグネシウムなどを吸収してくれます。しっかり吸収されないと柔らかい便になります。また、小腸で消化しきれなかった食物繊維などを発行させ、便を直腸に送ります。
③直腸
便を溜めておく場所になります。
総じて、水分を吸収して便を排泄させる器官ですね。大腸で水分が吸収されなければ美しい肌は保てませんし、直腸に便が溜まったままですとお腹がポッコリしてしまいます。特に便は2キロくらい平気で溜まってしまうそうです。それがしっかり排泄されることにより体重はすぐに減少します。便秘の方は早急に改善する取り組みをしましょう。
対策
トレーナー観点からお話させていただきます。運動と水分、あとはスピルリナ(もしくはリンゴ酢)を摂取することが効果的です。どれか一つでも改善するケースもあるかと思いますが、私の経験的にこれらが効果高かったです。
スピルリナの話をすると、ご存じない方も結構いらっしゃいます。「藻」です。藍藻類の一種で、今から30億年以上も昔に地球上に誕生した最古の植物の一つです。NASAで宇宙食として研究されたり、チェルノブイリ原発事故の被ばく者の体内科学物質を排泄させるために使用されたとの言われるくらい、デトックス効果の高い食品になります。
また、5大栄養素も含まれているため、食事がとれない方にもおすすめです。そして食事の前に摂取すると、血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。個人的に実験しました。3食の食前に毎回スピルリナを摂取したら2週間で体脂肪率‐2%しました。個人差ありますが、引き締まった実感はありました。
リンゴ酢は、お酢は内臓脂肪を減らす働きがある、というキャッチフレーズを見てほんとかな?と思い摂取することにしました。すると、、、圧倒的にお通じが良くなりました。摂取始めて3日くらいしたら、腸がぐるぐる音を立てて便意を催すようになりました。スピルリナを摂取していたので、便秘ではなかったのですが、どこにそんな便が隠れていたのか、というくらい出ました。あまりにもびっくりしたので、知り合いのモデルさんにお話ししたら、同じく効果を実感していただきました。
効果・効能の話をさせていただくと、消化を助けてくれるはたらきだそうです。ペクチンといわれる水溶性食物繊維が含まれており、これはコレステロールの吸収を抑えて心臓病のリスクを減らす効果が期待されます。また、ポリフェノールが豊富に含まれているため、美肌効果や老化防止にも効果的だそうです。
まとめ
腸活には様々な取り組みがありますが、まずは便を出すところから意識してみましょう。ちなみに便も黒~黄色と色があり、黄色に近いほど腸内環境が良いとされております。確認するのはちょっと。。。と思われるかもしれませんが、健康・美容への第一歩と思って確認してみてください。