はじめに・・・
結論から申し上げますと、
短期的には脂肪制限
長期的には糖質制限
こちらになります。体重だげで話したら、断食すればすくに下がると思います。断食を否定するわけではないのですが、ボディメイクの観点から考えるとおすすめはできません。
ダイエットの方法は様々ございますが、これから解説させていただきたいと思います。
🍰 糖質カット?脂質カット?3か月で体脂肪率-3%を叶えるための正解とは
「ダイエット=糖質制限」というイメージ、まだ根強いですよね。
でも、最近の研究を見てみると、「脂質制限」もあなどれない存在なんです。
では、甘いものが好きで、軽い運動を週1〜2回している一般的な人が、3か月で体脂肪率-3%を目指すとしたら──
どちらを優先してカットすべきなのでしょうか?
🔬 最新研究から見える“カットの優先順位”
米国国立衛生研究所(NIH)のKevin Hallらによる代謝室実験(2015, Cell Metabolism誌)では、
「糖質制限」と「脂質制限」のどちらが短期間の脂肪減少に効果的かを比較しました。
結果は意外にも——
🧪 脂質制限群の方が、同じカロリー制限でも脂肪燃焼量が多かった。
つまり、「糖質を減らす」よりも「脂質を減らす」方が、
初期段階では体脂肪を減らしやすいことが示されたのです。
一方、長期的には糖質制限でも脂質制限でも総カロリーが同じなら減量効果はほぼ同等という研究もあります(Gardner et al., JAMA 2018)。
このことから見えてくるのは——
🔸「短期勝負の脂肪減少」には脂質制限
🔸「長期的な体重維持」には糖質コントロールの意識
が有効、という構図です。
🍩 甘いもの好きなあなたがまず見直すべきは「糖質の質」


今回の設定では「甘いものを毎日1回は食べる」食習慣。
この場合、まず見直すべきは糖質の“量”ではなく“質”です。
血糖値を急上昇させる「精製糖質(砂糖、白米、菓子パン)」を減らし、
代わりに低GIの炭水化物「(オートミール、玄米、果物)」に置き換えるのが現実的。
完全にスイーツを断つ必要はありません。
「週3回に減らす」「夜ではなく昼に食べる」「たんぱく質を先に摂る」
この3つを守るだけで血糖スパイクが緩やかになり、脂肪合成を抑えられます。
🥑 3か月で-3%を実現するための栄養バランス
3か月で体脂肪率-3%を目指すなら、1日の摂取カロリーを基礎代謝+活動代謝の90%程度に抑え、
その中で次のような栄養バランスを目安にしましょう。
| 栄養素 | 割合 | ポイント |
|---|---|---|
| タンパク質 | 25〜30% | 筋肉量を維持し代謝を落とさない |
| 脂質 | 20〜25% | 揚げ物・菓子類の油を減らし、オメガ3脂肪酸(魚・ナッツ)を優先 |
| 炭水化物 | 45〜50% | 白砂糖や小麦中心を避け、低GI食を中心に |
つまり、糖質を制限しすぎず、脂質を賢く減らすのが理想。
糖質を極端に減らすと、甘いものを我慢した反動で過食に繋がる人も多いためです。
🏃♀️ 運動は「脂質燃焼型」にシフトする
週1〜2回の運動習慣なら、「強度よりも継続時間」を重視しましょう。
体脂肪を燃やすためには20〜40分の中強度運動(速歩きや軽いジョギング)が最適。

さらに、運動前に軽く糖質(バナナ半分など)を摂ると、
筋肉が動きやすくなり、トレーニング中の脂肪酸利用率が上がるという報告もあります。

🌿 現実的な3か月プラン例
| 期間 | 栄養のポイント | 運動 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 1〜4週 | 脂質を減らす(菓子・揚げ物を半減) | 週2回ウォーキング | 甘いものは昼に限定 |
| 5〜8週 | 低GI食に切り替え、PFCバランスを整える | 週2回+軽筋トレ | 間食はナッツやヨーグルト |
| 9〜12週 | 脂質を控えつつ糖質の質を維持 | 週3回運動 | 食後ストレッチで代謝維持 |
💬 まとめ:甘いものを我慢するより、“脂質を見直す”が3か月減量のカギ
3か月で体脂肪率を3%落とすなら、
「糖質より脂質を優先的にカット」するのが、科学的にも現実的にも効果的。
ただし、甘いもの好きな人は糖質を完全カットするより、
“食べ方とタイミングの工夫”で脂肪合成を抑えることが大切です。
🍴 脂質を減らす × 糖質の質を整える × タンパク質で代謝を守る
この3つを軸にすれば、無理なく3か月で体脂肪率-3%は十分可能です。


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