炭水化物は本当に太る元なのか?——基本から丁寧にわかる“賢い炭水化物”のとり方
こんにちは。今日は近年よく耳にする「炭水化物抜きダイエット」について、基本からしっかりとお話ししていきます。巷では「炭水化物は太る」「糖質は悪者」などのイメージが広まりがちですが、本当にそうなのでしょうか? 結論からいえば、炭水化物は適切に選んで、適切に食べれば、決して太る原因にはならないどころか、私たちの体にとって欠かせない栄養素です。
この記事では、炭水化物の基本、健康的な炭水化物の選び方、適量の目安、そして“炭水化物を抜いてしまうことのデメリット”を、できるだけ日常生活に寄せた視点でわかりやすくお伝えします。ゆっくり読み進めていただければきっと、食事選びがぐっと楽になりますよ。
◆ 炭水化物の基本:そもそも何?

炭水化物は、糖質と食物繊維の総称です。特にエネルギー源として使われるのは糖質で、私たちの身体はまず糖質を最優先で燃やして活動しています。
- ● 脳の主要なエネルギー源は糖(ブドウ糖)
- ● 筋肉も糖質を燃やして働く
- ● 不足すると倦怠感・集中力低下・イライラにもつながる
つまり炭水化物は、体にとって“ガソリン”のような存在。体がきちんと機能するための燃料なのです。
ではなぜ「太る」といわれるのでしょうか。これは、
- ・糖質の“とりすぎ”
- ・血糖値が急上昇しやすい糖質の“種類”
この2つが主な原因です。
炭水化物そのものが悪いのではなく、食べ方が重要だということですね。
◆ 太りにくい炭水化物とは? —— 賢い選び方
炭水化物にはさまざまな種類がありますが、同じ「ご飯」「パン」「麺」でも、選び方で体への影響は大きく変わります。
● 1. 精製されていない炭水化物を選ぶ
白米や食パンなどは精製されているため、消化が早く血糖値が上がりやすい食品です。そのため太りやすさにもつながります。

そこでおすすめは:
- ・玄米
- ・雑穀米
- ・全粒粉パン
- ・そば(十割そば)
- ・オートミール
これらは食物繊維やビタミン、ミネラルが多く、腹もちも良いので太りにくい構造になっています。
● 2. 野菜・たんぱく質と一緒に食べる
炭水化物だけを単独で食べると血糖値が急上昇しやすくなります。野菜や魚・肉・卵などと組み合わせることで、吸収スピードがゆるやかになり、太りにくい食べ方になります。
● 3. 食べる“順番”も大切
「野菜 → たんぱく質 → 炭水化物」という順番は、血糖値の上昇を抑える効果があるとよく知られています。日常の食卓でも簡単に取り入れられる工夫です。
◆ どれくらい食べればいい? —— 炭水化物の適量
一般的には、1日の総エネルギーの50〜60%を炭水化物からとるのが、もっとも体に負担が少なく健康的とされています。
例えば、1日1800kcalを目安にした場合:

- 炭水化物:900〜1100kcal(約225〜275g)
- 主食で換算すると、
- ● 茶碗1杯のご飯:約55gの糖質
- ● 食パン6枚切り1枚:約26g
もちろん生活スタイルや運動量で変わるため、「お腹がすきすぎない量」「眠くならない量」を目安に調節してみるとよいでしょう。
◆ 炭水化物を抜くとどうなる? —— 実例でわかる2つのデメリット
流行りの「炭水化物オフ」ですが、短期的に体重が落ちやすいかわりに、デメリットも多くあります。ここでは、実際によく見られる2つのケースを紹介します。
● デメリット①:集中力が落ちる・イライラする

ある在宅ワーカーの男性は、炭水化物抜きダイエットを始めて2週間ほどで、「頭がぼんやりして仕事に集中できない」「普段なら気にならないことにイライラする」といった変化を感じ始めました。
これは、脳のエネルギー源である糖が不足したため。体は脂肪や筋肉を分解してエネルギーを作ろうとしますが、その過程で体にストレスがかかり、メンタル面にも負担が出てしまうことがあります。
● デメリット②:筋肉量が落ち、基礎代謝が下がる

また、運動習慣のある女性が炭水化物をほとんど抜いた結果、トレーニング中に力が入らなくなり、1ヶ月後には筋肉量が減少してしまったという例もあります。
筋肉は「糖質+たんぱく質」で動くため、エネルギー源が不足すると筋トレの効果も落ち、結果的に代謝が低下して「太りやすい体」になるリスクがあります。
これは意外と見落とされがちですが、長期的にはとても大きなデメリットです。
◆ 無理に抜かず“質”を整えよう
炭水化物は体に不可欠な栄養素です。完全に抜くのではなく、**「どんな炭水化物を、どう食べるか」**が健康や体型を大きく左右します。
- ◎ 精製されていない炭水化物を選ぶ
- ◎ 野菜・たんぱく質と組み合わせる
- ◎ 食べる順番を工夫する
- ◎ 自分の活動量に合わせて量を調整する
このような工夫なら、今日からでも無理なく始められますね。
◆ おわりに
炭水化物は悪者ではありません。むしろ、私たちの体と心を支える大切な栄養源です。「抜く」のではなく、「うまく付き合う」ことを意識して、ぜひ毎日の食事を楽しんでください。


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