私たちの生活で欠かせない存在の「水」。食事が摂れないより、水分補給ができないようがつらいとも言われております。知り合いが宗教上、ラマダンといわれる断食を年に1回、1ヵ月間行います。その時にも「日中、水分が取れないのがつらい。。。」と嘆いていました。
今回は一番身近に存在する水について発信したいと思います。
生命維持に必要な水分
今年の夏は暑かったですね。脱水しないように水分補給に注意したかと思います。どのくらい水分が抜けたら危ないか、把握しておきましょう。
体重‐2%減少 軽度脱水症状 (応急処置・安静)
症状:のどの渇き、食欲不振、体温の上昇、筋肉痛
体重‐5%減少 中度脱水症状 (医療機関での処置)
症状:頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力の低下
体重‐10%以上減少 重度脱水症状 (医療機関への入院)
症状:筋肉のけいれん、四肢の麻痺、意識障害
体重‐20% 死亡
こんな感じです。軽度脱水症状の体重‐2%なんて意外と簡単に減ってしまいますよね。喉が渇いた経験がない、という方はいないと思います。人間は約60%が水分なのですが、年齢によって水分量が異なります。
子供 70% 成人 60% 高齢者 50%
子供はよく汗かきますよね。代謝よいのでしっかり水分補給しないとです。
水分取りましょう、と言っても特に支障がなければ意識も薄れるので、美容に紐づけてお話していきましょう。
水を飲むことが美容によい理由
体の水分量が見た目に影響する部位→肌、髪、体型
赤ちゃんの肌に潤いがあるのは、皮膚表面の角質層に水分をたっぷり含んでいるからです。年齢を重ねるにつれて体内の水分量は徐々に減少していきます。
肌荒れ・シミ・シワなどの肌トラブルは加齢とともに体内の水分量の減少が要因のひとつです。水をしっかり飲むことにより、血行が良くなり体のすみずみまで栄養と酸素を運ぶことができます。そうしますと、細胞の活性化で代謝を上げる効果があります。
代謝向上→肌のターンオーバー正常→肌質・髪質改善→美肌効果アップ
となるでしょう。
水分補給がダイエットに期待できること
①代謝を高める
ダイエット中は食事を制限する傾向にあるため、全体的に水分量も不足しがちです。水を飲むと血液循環も良くなり、代謝を上げる効果が期待できます。
②食欲を抑制
水を飲むことで、胃酸を薄め食欲を抑制しやすくなります。水をこまめに飲めば、糖分やアルコールを含む飲料を飲む回数も減らすことができ、結果摂取カロリーを下げる効果も期待できます。
③腸内環境を整える
適度な水分補給は、腸が刺激されて動きがよくなり、排便を促す効果が期待できます。便秘になったら、食物繊維や乳酸菌を多く含む食品を摂るとともに、朝起きてすぐコップ1杯の水を飲むようにしましょう。
水の選び方
水にも種類がございます。ミネラルの量、硬度などです。せっかくなら効率よく水分摂取していきたいですよね。
●便秘が気になる方
便を柔らかくしてくれるマグネシウム・サルフェートを含む水は腸に水分を集める作用があると言われています。
●ダイエットの方
カルシウムを含む水は、細胞に水分を運んで体内の臓器を活発に動かす働きがあります。ミネラル成分の多い硬度1,000mg/L以上の硬水が効果的です。
●疲れているとき
炭酸水は血行が促進され、血管が拡張します。交感神経が活性化され、尿として疲労物質も排出しやすくなるので、疲労回復につながると言われています。
●むくみやすいとき
むくみは体内の水循環の悪化が原因のひとつです。細胞内の水の代謝はカリウム不足も考えられるので、ナトリウムが少なく、カリウムを多く含む水がおすすめです。
最後に。。。
水は生きていく上で不可欠な存在です。まずは必要量の水を摂取しましょう。そしてせっかく摂取するなら、水の特性を生かして水分補給してみましょう。
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