株式投資の話になると、どの株を買ったらもうかるのか、株はギャンブルみたいなものだ、というような話が最初にでてきます。どの株がどうなるか、を100%予測することは不可能ですが、まったく予想できないわけでもないですし、ギャンブルみたいな買い方をすることもできます。
そもそも株式投資では何を狙って資産を増やそうとしているかを知る必要があります。キャピタルゲインとインカムゲインです。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、金融商品の売買で利益を得ることを指します。
例えば、30万円で購入した株式が35万円になって売った時の差益で資産を増やす方法です。安く買って高く売る、です。空売りと言って株価の下落を予測して、30万円で購入した株式が25万円になってから買い戻すと5万円儲けが出ます。
インカムゲイン
インカムゲインとは、利息や配当金を指します。
株式や債券など金融商品を保有していると、配当金をいただけるものがあります。それを狙って購入する方や、インカムゲインとして長期保有しながら、株式の値段が上がってキャピタルゲインも狙えることができます。一見、おいしそうな投資方法ですが、購入した金融商品の価値が下がってしまうとマイナスになることもあります。
例えば、30万円の金融商品を保有し、毎年1万円の配当金(インカムゲイン)を得たとします。そうすると、毎年、総資産が31万円、32万円、33万円と増えていってラッキーと思うかもしれません。
しかしそんなおいしい話ではないのです。保有している金融資産自体が目減りする可能性があります。30万円で購入した金融商品が5万円さがり、25万円元の価値に戻すために5年かかってしまいます。もちろんその間に上昇することもあります。
投資の世界には絶対はありません。上記の方法で簡単に資産が増えそうな感じはしますが、増える分、逆に減るリスクもございます。リスクを上手にコントロールできれば、資産を増やす手伝いをしてくれます。