お子様がいらっしゃる方は教育資金の計画を立てれているのではないでしょうか。また、奨学金の返済をされているかたもいらっしゃるかと思います。奨学金は借金で、新社会人には返済がきつく、ネガティブな印象があるかと思います。しかし、中には無利息の奨学金もございます。親としては無利息の奨学金を借りられた方が良いですし、なんなら大学も入学金、授業料免除してもらえるような状況になると嬉しいですよね。実際難しいですが。。。
実はもう一つ、教育資金の調達方法がありました。私もファイナンシャルプランナーの資格を取るまでは知らなかったのですが、教育ローンという親が借りる方法がありました。今回は奨学金と教育ローンについてお話していきたいと思います。
奨学金
奨学金には貸与型と給付型があります。簡単に言うと返済義務があるかないか、です。また貸与型にも無利息の「第1種奨学金」、利息付の「第2種奨学金」がございます。
第1種奨学金、第2種奨学金
この二つの条件はほぼ一緒で、利息の有無と成績要件、親の経済状況によってどちらになるか変わりますが、どちらも返済義務はあります。奨学金の貸与対象者は学生本人になります。ちなみに第2種奨学金は年利3%を上限とする利息で在学中は発生しません。
対象となる学校は、大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校になります。
教育一般貸付
こちらは、保護者が借りるローンになります。学生1人につき最高350万円(条件によっては450万円)を一括で貸してくれます。350万円あれば大学進学の資金もかなり助かると思います。しかも、教育にかかる資金なら何に使用しても良いのです。
例えば、通学のための住居費、教科書代、パソコン代、修学旅行費、学生の国民年金保険料にあててもよいのです。ほぼ、学生が生活にかかるお金として使用できます。
返済期間は最長18年ありますので、分割して余裕も持って返すことができます。
※教育一般貸付と奨学金は併用できます。
高等教育の修学支援新制度
上記二つはローンです。しかしこちらは給付型のお金です。もちろん支給条件ありますが、世帯収入に不安がある方は検討の余地ありです。
支援対象になる学校は大学、短大、高専、専門学校です。いまのご時世、高卒でもそれなりの収入を得られる仕事に就けるので、無理して大学などに進学しなくてもよいかな、というのが私の考えではありますが。。。
支援の仕方としては、①授業料の免除、②給付型奨学金の支給、この二つです。授業料免除は各大学が行います。給付型奨学金は日本学生支援機構が行います。
まとめ
教育一般貸付…親に350万円までの貸付
奨学金…子供に貸付(第1種 金利なし、第2種 金利あり)
高等教育の支援給付新制度…授業料減額、免除 もしくは教育費給付
子供ひとり、大学まで通わせると学費だけで1000万円、生活費もいれると3000万円といわれております。様々な選択肢があるかと思います。知っているのといないのでは、将来できることが変わってきます。ぜひ参考までに確認してみてください。