👶 成長とともに育てるカラダとココロ|0歳〜18歳までのトレーニング&栄養ガイド+1週間の実践メニュー
子どもの体づくりは、早ければ早いほど「一生ものの基礎体力」が育ちます。
ただし、トレーニングといっても“筋トレ”ではなく、発達段階に合わせて「遊びながら鍛える」「食べながら育てる」ことが大切です。
ここでは、0歳から18歳までの成長に応じた運動と栄養のポイント、そして家庭でも実践できる1週間のメニュー例を紹介します。
この時期は「運動」よりも「感覚の刺激」が大切。
寝返り、ハイハイ、つかまり立ち…どれも体幹を鍛える立派なトレーニングです。
トレーニング例
- 床で自由に動ける時間を増やす
- 親と一緒に手遊び・抱っこ運動
- バランスボールでやさしく揺れる
栄養ポイント
母乳・ミルク中心。離乳期以降は、鉄分・カルシウム・ビタミンDを意識。
おすすめ食材: 白身魚、豆腐、ほうれん草、ヨーグルト、しらす
神経系がぐんと発達する時期。ボール遊び、鬼ごっこ、ジャンプなどで「体を自在に使う感覚」を身につけます。
トレーニング例
- 鬼ごっこ、かけっこ、ケンケンパ
- 平均台や段差でバランス遊び
- 音楽に合わせてリズム運動
栄養ポイント
筋肉・骨の基礎をつくるタンパク質とカルシウムをしっかり。
おすすめ食材: 鶏むね肉、卵、牛乳、小魚、豆乳
走る、跳ぶ、投げるなど、スポーツの基本動作を自然に覚える時期です。
トレーニング例
- ボール投げや縄跳び
- かけっこ、リレー
- 短時間の筋トレ(腕立て・腹筋を数回だけ)
栄養ポイント
エネルギー源となる炭水化物を中心に、朝食で代謝を上げる習慣を。
おすすめ食材: ご飯、納豆、卵焼き、味噌汁、バナナ
スポーツクラブや部活動を始める子も多い時期。チームプレーや集中力が育ちます。
トレーニング例
- 走り込みやサーキットトレーニング
- 簡単なストレッチや柔軟運動
- バランス感覚を磨く体幹トレ
栄養ポイント
筋肉修復に欠かせないタンパク質、そして鉄分を。
おすすめ食材: 豚ヒレ肉、鮭、枝豆、ひじき、オレンジ
成長ホルモンが活発になるため、トレーニングの効果が見えやすい時期。
ただし「追い込みすぎず、休養と栄養のバランス」を意識しましょう。
トレーニング例
- 自重トレーニング(スクワット、腕立て)
- 短距離走・インターバルトレ
- 軽めの筋トレ+有酸素運動
栄養ポイント
鉄、亜鉛、ビタミンB群で疲労回復と代謝アップ。
おすすめ食材: 牛赤身、レバー、玄米、ナッツ、ブロッコリー
🧑💼 高校生:基礎筋力とパフォーマンス強化期
筋肉・骨格ともに完成に近づく時期。スポーツパフォーマンスを意識したトレーニングを。
トレーニング例
- 筋トレ(ベンチプレス・スクワットなど)
- スプリント、ジャンプ系
- 柔軟・体幹トレでケガ防止
栄養ポイント
筋肉合成のためのタンパク質+炭水化物+ビタミンCをセットで。
おすすめ食材: 鶏むね肉、鮭、玄米、ブロッコリー、キウイ
🍽️ 実践編:1週間の運動・食事メニュー例
| 曜日 | 運動内容 | 食事のポイント |
|---|---|---|
| 月 | 軽いラン or 体幹トレ | 朝:納豆ご飯+味噌汁/夜:鶏むね肉のソテー |
| 火 | ストレッチ+ジャンプ運動 | 朝:バナナ+ヨーグルト/夜:サバの塩焼き |
| 水 | 筋トレ(腕立て・腹筋) | 朝:卵トースト/夜:豚しゃぶ+野菜たっぷり |
| 木 | 有酸素運動(ウォーキング) | 朝:ご飯+豆腐味噌汁/夜:鮭のホイル焼き |
| 金 | バランス運動+リズム遊び | 朝:オートミール+牛乳/夜:ハンバーグ+温野菜 |
| 土 | 親子運動 or チーム練習 | 朝:おにぎり+ゆで卵/夜:カレー+サラダ |
| 日 | 休養+ストレッチ | 朝:果物+ヨーグルト/夜:魚の煮付け+味噌汁 |
💪 ワークアウト例(中高生向け)
- スクワット 15回×3セット
- 腕立て伏せ 10回×3セット
- プランク 30秒×3回
- ジャンプ系サーキット(バーピー・もも上げなど)
- クールダウンストレッチ5分
🌿 まとめ:カラダを動かすことは“生きる力”を育てること
0歳から18歳までの成長期は、「体を鍛える」というより「動く楽しさを感じる」ことが最も大切です。
そして、食事は“トレーニングの一部”。
バランスよく食べ、よく眠り、よく笑う――それこそが、子どもたちの心と体を最大限に伸ばす最強のレシピです。
「やらせる」ではなく、「一緒に楽しむ」。
それが、子どもたちにとって最高のトレーニングになります。
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