医療保険って本当に必要?
――制度を知ると見えてくる「入る人・入らない人」の分かれ道
こんにちは。
このブログでは、できるだけ難しい言葉を使わずに、お金の話を現実ベースでお届けしています。
最近、「医療保険って結局どうなの?」「高額療養費制度があるなら、入らなくていいんじゃない?」
そんな声をとてもよく聞きます。
実はこの疑問、とても健全です。
なぜなら、日本の医療制度は世界的に見てもかなり手厚く、
「なんとなく不安だから保険に入る」時代は、もう終わりつつあるからです。
今日は、
- 医療保険の基本的な考え方
- 実際によくある失敗例・後悔例
- それでも医療保険が意味を持つ人
を、人の顔が浮かぶような形でお話しします。
日本の医療費は「青天井」ではない
まず知っておきたいのが、高額療養費制度です。
これは簡単に言うと、
「1か月に払う医療費には、収入に応じた上限がありますよ」
という制度。
たとえば、現役世代で平均的な収入の方なら、
どんなに高額な治療をしても、自己負担は月8〜9万円前後で止まります。
「入院したら何百万円も請求される」
そんな不安を煽る話を聞くことがありますが、
制度上、それはほぼ起こりません。
それでも医療保険で失敗する人が多い理由
ここからは、実際によくある話です。
① 医療保険に入っていなかった人の後悔

困ったのは医療費じゃなかった
40代の個人事業主の男性。
「高額療養費制度があるから大丈夫」と、医療保険には入っていませんでした。
ところが、急な病気で1か月入院、その後もしばらく働けず…。
- 医療費は制度のおかげで想定内
- でも 3か月ほぼ無収入
- 家賃、生活費、税金は待ってくれない
結果、「治療費」よりも生活そのものが苦しくなってしまいました。
この方が後から口にした言葉が印象的でした。
「病気より、働けなかったことの方が怖かった」
② 医療保険に入っていたけど、思っていたのと違った

30代の会社員女性。
入院1日5,000円、手術で10万円出る医療保険に加入。
手術と入院を経験し、給付金は確かに出ました。
でも実際は…
- 差額ベッド代
- 食事代
- 通院の交通費
- 仕事を休んだ分の手取り減
給付金は助けにはなったけれど、余裕が出るほどではなかったそうです。
「もっとお金が残ると思ってた」
これは、とてもよく聞く感想です。
③ 「保険に入ってるから安心」と思い込んでいた失敗

50代の男性。
20年以上前に入った医療保険とがん保険を、そのまま放置していました。
ところが、がん治療は通院中心。
最新の治療は契約当時は想定されておらず、給付はごくわずか。
「入っている“つもり”で、内容を全然見ていなかった」
保険は、入った瞬間から少しずつ古くなる商品です。
ここを見落としている人は、実はとても多いです。
医療保険は「悪者」ではありません
ここまで読むと、
「じゃあ医療保険っていらないの?」
と思うかもしれません。
答えは、人によるです。
たとえば、
- 貯蓄がまだ少ない
- 自営業・フリーランス
- 家族の生活を一人で支えている
- お金の不安で治療を迷いたくない
こういう方にとって、医療保険は
金額以上に“心の余裕”をくれる存在になることがあります。
ただし大事なのは、
- 最低限
- 掛け捨て
- 目的をはっきりさせる
この3つです。
最後に:保険より大切なもの
多くの相談を見てきて思うのは、
本当に人生を守るのは、
- 制度を知ること
- 生活防衛資金
- 働けない期間をどう乗り切るか
この3つです。
保険は、その補助輪にすぎません。
「なんとなく不安だから」ではなく、
「何が起きたら、何に困るのか」を一度立ち止まって考える。
それだけで、選択は驚くほどシンプルになります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからもこのブログでは、不安を煽らず、現実をまっすぐ見るお金の話を書いていきます。

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