ダイエットが上手くいかない理由/食事？トレーニング内容？大事なのは明確な目標設定

皆さんはダイエットしたことありますか？もしくは筋力アップやスポーツパフォーマンス向上のためにトレーニングした経験でもいいです。上手くいかなかった経験はないでしょうか。なんで達成できなかったんだろう…

それはやる気がないとかではありません。心理学的に「他人事」としてとらえているからです。いやいや、自分のためにがんばったよ、とおっしゃる方も多いかもしれません。これは考え方の問題です。

未来の自分が見えていない

ダイエットをするときに目標を立てるとしましょう。例えば「3か月後に5kg痩せる」という目標にします。では今日からダイエット開始です。食事制限と運動を始めます。どうですか？今日どのくらい結果が出たと思いますか。ほとんどないと思います。せいぜい汗や水分で体重が落ちるくらいでしょう。

そう、結果はすぐに出ません。逆にダイエット初日の夜に、やっぱり我慢できなくてお菓子を食べてしまうとします。量にもよりますが、急激に体重増えませんよね。まして3か月後の結果には影響でないと誰もが思うのです。

「今現在の自分」しか見ていないので、その場では行動に移せないことが多いのです。

これはダイエットに限らず、仕事などでもそうです。出世したい、と思って頑張っても今日頑張った仕事がすぐに評価されて出世するわけではないですよね。1週間頑張ったから明日1日サボったとしましょう。その1日で出世も降格も簡単には起こらないのです。

目標達成の方法

では目標達成する方はどのような意識で取り組んでいるのでしょう。それはイメージできる目標設定をしている、または目標とするものを体験するのです。

具体的にいうと、先ほど例に挙げた「3か月後に5kg痩せる」という目標設定でお話します。イメージできる方はこの目標のままで結構です。イメージできない方は目標設定を細かくするのです。

最初の1ヵ月で1kg痩せる、というような感じで細かくしていきます。更に1ヵ月1kgということは1週間250g痩せればよいわけです。1日に分ければ40g落とせば良いのです。

脂肪40g落とすのに必要なカロリーは約288kcalです。

ということはお菓子食べたら減らせないですよね。というような感じでイメージするのです。あとは自分と同じような年齢、体型からダイエットを成功させた方の体験談を知るのも良いでしょう。

ここでやってはいけないのは、ハリウッドスターのカラダ作り、みたいな凄そう、だけど真似できない、イメージできないのは振り出しに戻ってしまいます。

体験する

ではもう一つ挙げた「体験する」という点です。

目標とする体型の服を着る、ジムでパーソナルトレーニングを受けてみる、というところです。ダイエットをするときに闇雲に痩せたいわけではないと思います。痩せた先に、着たい服がある、マラソン大会に出る、おしゃれしてデートしたい、など様々あると思います。その場合、同じような環境を経験させることです。

目標の服は洋服屋さんに行けば試着できますよね。マラソン大会に出たいなら、マラソン大会見に行きましょう。それか目標の距離より短いレースにでて今の実力を感じるのもよいでしょう。おしゃれしていきたいところあるなら、一度ひとりでその場所を訪れるといいでしょう。

これはかなり効果的だと思います。私もお世話になった先輩によく言われてました。仕事で上手くいかないなら、上司の気持ちになれ、上司の気持ちを知りたければランチにでも誘え、コンフォートゾーンを飛び出すんだ、と。

職場で会う上司と、普段会わないようなところで会話するだけでも刺激がもらえると思います。私は結局実行できなかったヘタレでしたが（笑）

話が脱線してしまいましたね。

未来の自分と戦うのではなく、今の自分と戦うのです。かけ離れた未来の自分は所詮、他人なのです。人間そんなものです。根性がないとかではなく、イメージの乖離です。

さいごに

私も現場では「できることからやってみましょう」と促します。トレーニングのあとのランチを低糖質にしてみましょう、咀嚼の回数を増やしてみましょう、サラダから食べてみましょう、など一回くらいならできるのではないかなと思います。

始めないことには始まらないのです。一つ一つのハードルを下げて目標への階段を細分化していきましょう。