私はコーヒーが生活の一部になっております。気分転換や眠気覚まし、その他目的で常習的に摂取している方、多いかと思います。ではそのコーヒーを止めたらどうなるでしょう。長い人生、普段食べたり飲んだりしているモノの影響はかなりあると思います。
すべてのものには2面性を持っているため、コーヒーを摂取するメリットとデメリットが存在します。今回は、止めたらどんな反応がおこるか、という話ですので、へぇ~っというスタンスでお読みください。
①抗うつ剤
カフェインはアデノシン受容体という、気分に影響する物質を刺激します。もしコーヒーを日ごろから飲んでいらっしゃるのでしたら急にやめると、少し気分が下がった感じになります。完全にやめる前に、量を減らすようにしましょう。
②興奮剤
カフェインは、GABAと呼ばれる神経伝達物質を抑制し、ある種の自然の抑制剤です。これのために、カフェインの興奮剤として知られています。コーヒーをやめると、気分が上がらないように感じるでしょう。
③カフェイン中毒
イギリスのUniversity of Bristolの研究によると、コーヒーを飲んだ後に感じるざわざわする感じは、その前に感じていたカフェインの欠乏に対する反応です。つまりカフェイン中毒に向かっています。
④頭痛の緩和
カフェインは血管を狭め、片頭痛のような動脈拡張による痛みを発生させます。そのため、コーヒーをやめると、頭痛が緩和するかもしれません。
⑤ストレスが溜まる
コーヒーは、心配や痛みを軽減する、モルヒネに似た効果があります。コーヒーを飲まないことで、よりストレスの原因になることもあります。
⑥集団行動が苦手になる(女性の場合)
University Of Bristol の別の研究によると、コーヒーを飲んだ後、女性はストレスの多い状況でよりうまく対応し、集団でより効果的に働くことができます。つまり、集団行動が苦手になります。
⑦テストステロンの低下(男性の場合)
コーヒーはテストステロン値を上げます。しかし、過剰摂取はテストステロン値を低下させます。同じ研究によると、男性はコーヒーを飲んでいないときの方が、早く決断をでき、攻撃的ではなくなります。
⑧腹痛がなくなる
コーヒーは胃酸の生成も刺激し、これがお腹に不快感を与え、痛みの原因になります。そのため、コーヒーを飲む習慣を変えると、改善するかもしれません。
⑨頻尿
カフェインは腎臓内の血管も広げ、尿の精製も刺激します。コーヒーを飲みすぎるような人はにとっては、問題になるでしょう。
⑩女性ホルモンへの影響
コーヒーをやめると、女性ホルモンであるエストロゲンが血流内で、循環しづらくなるという研究もあります。
⑪月経周期が整う
コーヒーがエストロゲンのレベルを上げ、月経周期に影響するという人もいます。そのため、もし月経周期が一定にしたければ、コーヒーを避けることは有効かもしれません。
⑫胸痛の緩和
コーヒーはエストロゲンのレベルを上げ、胸の痛みの原因になるかもしれません。つまり、コーヒーを控えると胸痛が治まるかもしれません。
⑬貧乳
スウェーデンのUniversity of Lundは、カフェインが女性のエストロゲンレベルをどう変化させるかを研究し、それが胸のサイズの減少の原因にもなると示しました。
⑭心血管疾患リスク
コーヒーはフリーラディカルの活動を抑制する自然の抗酸化剤である、ポリフェノールが多く含まれるので、コーヒーをやめると、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。
⑮呼吸の改善
気管支炎や喘息など、呼吸器系の問題を持つ人にとって、コーヒーを飲むことは有効でしょう。カフェインは、心拍数の上昇を刺激し、気管支を拡張し、呼吸を調整してくれます。
⑯糖尿病リスク
University of Harvard の研究によると、コーヒーは、タイプ2の糖尿病のリスクを軽減すると結論づけています。
⑰体重増
コーヒーを飲みすぎることは、体重の増加に関係のあるコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルを高めることから、体重が増える可能性があります。
⑱認知障害リスク
コーヒーは、痴呆、特にアルツハイマー病のような、認知障害のリスクの減少にも関連があると言われています。
⑲便秘
トイレに行く回数は、減るかもしれません。コーヒーは、結腸機能を増進する胃酸を放出します。コーヒーは適度に摂取するとお通じの改善につながります。
⑳平穏
気持ちを落ち着けるためには、コーヒーを減らすことが効果があるかもしれません。イギリスの University of Durham は、一日最低でも315ミリグラムのカフェインを消費する人々は、そうでない人々に比べて、3倍幻覚に襲われやすいと、公表しています。
㉑口臭
コーヒーをやめると口臭が改善することに気づくかもしれません。というのも、コーヒーに含まれる物質の一部が、口内のバクテリアのバランスに影響し、それが口臭の原因になるためです。
㉒ジム
コーヒーをやめると、ジムに行くモチベーションが低くなるかもしれません。コーヒーは、脳と神経系の一部を刺激し、余分なエネルギーを生成し痛みを軽減するため、エクササイズに関していえば、コーヒーは良い物質です。
㉓眠り
Journal of Clinical Sleep Medicine が公表した研究によると、コーヒーを特に午後や夜間に摂取すると、カフェインは良い眠りの天敵となります。
いかがでしたでしょう。ほかにもあるかと思いますが、よくあるであろう症状を抜粋させていただきました。いいな、と思う面もあれば、やめた方がよいかな、と思う場面もあるかと思います。
コーヒーは嗜好品の一つかと思いますので、適量摂取して気分転換にでもつかいましょう。
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