健康を意識される方ならサプリメントを飲んだり、検討している方も少なくないと思います。サプリメントでも比較的有名なのが「ビタミンC」。なんとなく体によいのは認知されておりますが、今回は美容の観点から話していきたいと思います。
ビタミンCとは?
ビタミンCは水溶性ビタミンの一つです。水に溶けやすく、熱で分解されやすい性質をもっています。
そして活性酸素の働きを抑える作用、過酸化脂質の生成を抑える作用を持っております。
●活性酸素は蓄積すると体が錆びます。風邪ひきやすくなったりします。
●過酸化脂質はコレステロールや中性脂肪が活性酸素で酸化したもので、動脈硬化やがんの原因になると言われております。
これを聞くだけでも、ビタミンC取らなきゃ~と思いますよね。
ビタミンCとお肌
ビタミンCが美容面に期待できる効果として
●メラニンの生成を抑制し、しみ、そばかす、日焼けなどによる色素沈着を緩和
●肌トラブルや老化の原因となる活性酸素が体内で増えすぎないように発生を抑えたり、取り除いたりする(抗酸化作用)
●肌や関節の弾力性を保つのに必要なコラーゲンの生成を促進する
などがあります。ではどのようにビタミンCを摂取したらよいでしょう。
肌に直接塗る:経皮摂取
ビタミンCが配合された化粧水や美容液などは肌の表面に塗ると、表皮にビタミンCが取り込まれ、肌にさまざまな効果をもたらします。
例えば、紫外線に当たる前後にビタミンCを肌表面に塗ると、表皮に取り込まれたビタミンCが、紫外線による細胞障害やメラニン色素の生成を抑制したという報告があります。
口から栄養を補給する|経口摂取
ビタミンCを経口摂取すると、摂取したビタミンCは消化管から血液に取り込まれます。そして、その後、肌など体内のさまざまな部位に移行していきます。
経口摂取には、食べ物から摂る方法と、医薬品やサプリメントなどで補給する方法があります。
栄養は食べ物から摂るのが理想ですが、食品中のビタミンC含有量は季節、輸送方法、保管時間、貯蔵方法、調理方法などの条件によって変化します。加えてビタミンCは、熱や酸化などに弱く、調理中に失われやすいビタミンとして知られています。これらのことから、医薬品やサプリメントなどで安定した状態のビタミンCを摂取するのも一つの方法といえるでしょう。
なお、ビタミンCの血液中の濃度は体内で厳密にコントロールされ、極端に上昇することはありません。摂りすぎたビタミンCは、尿中に溶けて体外に排泄させることがほとんどですが、1回の摂取での吸収には限界があるため、摂れば摂るほど良いわけでもありません。医薬品やサプリメントなどから足りないビタミンを補給する場合には、製品に記載されている注意事項を守って正しく摂取するようにしましょう。
ビタミンCを効果的に摂取する方法は?
さて、経皮摂取or経口摂取、どちらが良いのでしょうか。。。
結論、どこで効果を獲得したいのか、です。
経口摂取ですと体内に入り、必要な臓器(組織)にとりこまれるようです。
ただ、肌に向けてケアをしたい場合は経皮摂取で直接肌にビタミンC入りの化粧水などを塗った方が効果的です。そして、どのタイミングで塗ると良いのか。。。朝です。
ビタミンCを肌に塗るとその効果は約36時間持続します。そうしますと、ビタミンCがずっと肌を守ってくれます。日中、紫外線など浴びると効果が低下していくので、ちょくちょく補給していくような形で補給しましょう。
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