日本の年金制度の基本と、年収500万円・40年勤務の試算(見やすい解説)
ポイント公的年金は「国民年金(基礎)」+「厚生年金(上乗せ)」の2階建て。年収500万円で40年間勤務した場合、受給の目安は月約16万円前後(年約195万〜200万円)です。
1. 日本の年金制度の基本構造
日本の公的年金は大きく2つに分かれます。国民年金(老齢基礎年金)がベースで、厚生年金(老齢厚生年金)が会社員等の上乗せ部分です。受給額は、加入期間と納付した保険料(収入)で変わります。
2. 2025年の国民年金(満額)
満額(保険料を40年間納めた場合):年間 約831,700円(月額 約69,308円)※2025年度の目安
※実際の受給額は、免除期間や未納期間があると減ります。必ず「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の記録を確認してください。
3. 年収500万円・40年間勤務の試算(結論)
目安として、国民年金+厚生年金を合算した受給額は月約16万円前後(年約195万〜200万円)。以下は簡易モデルの参考値です。
| 項目 | 目安(金額) |
|---|---|
| 国民年金(満額換算) | 年 約83.2万円(月 約6.9万円) |
| 厚生年金(報酬比例部分・目安) | 年 約112万〜117万円(月 約9.3万〜9.7万円) |
| 合計(目安) | 年 約195万〜200万円(月 約16万円前後) |
4. 年金を最大化する方法(このケースでできること)
受給額を増やすための現実的な手段
- 【加入期間を伸ばす】できる限り長く厚生年金に加入する(退職後も再就職等で加入期間を延ばす)。
- 【報酬を上げる】昇給・昇格や賞与増で標準報酬月額を上げる。年金の報酬比例部分が増える。
- 【繰下げ受給の活用】受給開始を遅らせることで受給額を増やす(健康・ライフプランに注意)。
- 【私的年金や資産形成】iDeCo、つみたてNISA、個人年金などで公的年金を補完する。
5. どれくらい増やせるか(目安)
現実的にできることを組み合わせると、月20万円台前半まで引き上げる可能性があります。ただしこれは「報酬の増加」や「加入期間の延長」「繰下げ受給」を組み合わせたケースであり、個別の条件(賞与額、標準報酬月額の上限、加入の空白期間など)で大きく変わります。
6. 最後に(まとめ)
年収500万円で40年勤務のモデルでも、公的年金だけでは“余裕ある老後”を作るのは難しい場合があります。早めに私的年金や投資で補うプランを立て、年金の受給タイミングや就業期間を意識することが重要です。
※ 実際の年金額は個人ごとに大きく異なります。最も正確な方法は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の加入記録・見込み額を確認することです。


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