キャスは、アメリカの製造業衰退の背景に、過度な自由貿易と中国などの外国企業との不公平な競争があると考えています。そこで、以下のような理由から関税を肯定しています。
🇺🇸 国内製造業の保護
関税は、安価な輸入品に対してコストをかけることで、国内製造業の競争力を高める手段です。製造業が回復すれば、ラストベルト地域の雇用も増え、地域経済が再生します。
確かにこの考えなら、アメリカ国内の物価高にはなるかもしれませんが、質の良いものが製造されるならありかと思います。

🏭「労働」の価値を重視
キャスは、単に「GDPが増えれば良い」という考え方ではなく、労働者が誇りを持って働ける職場が国内にあることを重要視します。彼にとっては、関税によって守られる仕事の質こそが大事です。
私も質は大切と思っています。安価なものを仕入れて使いまわすより、質が高く多少コストが上がってもこちらの方が良いし、生産者としてのプライドも生まれると思います。

⚖️ 経済の健全なバランス
自由貿易は「消費者」にとっては有利でも、「生産者=労働者」にとっては必ずしもそうではない。キャスはその点を批判し、消費の効率性よりも社会全体の健全性を重視します。
確かに、関税の話は消費者の立場からの意見なような気がします。生産者ら労働者にとってプラスに働いているのか?疑問に思います。

🛡️ 国家の安全保障と自立
製造能力の海外依存は、パンデミックや戦争などの非常時に国家リスクを高めるとし、関税によって国内サプライチェーンの再構築を促すべきだとしています。

おわりに…
経済の話はよく分かりませんでしたが、そこにはみんなの考えや思想が詰まっているんだなと思いました。新NISAなどで投資ブームになっておりますが、経済の背景や歴史も覗いてみると面白いですよ。

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