人生の1/3はベッドの上で過ごしていることになるのに、日本人は睡眠不足といわれております。私もそうですが、そんなに寝なくても疲れておりません、という方いらっしゃいます。今は何ともない、と思ってしまいますが、なんと睡眠不足は太りやすくなってしまうのです。
所説ありますが、睡眠不足にいいことは一つもありません。時間ができていろいろできると思われますが、業務効率も悪くなるし、自己投資のための勉強もはかどりません。学生の時は夜中まで勉強して、頑張ってるなーと自分に酔っていましたが大した成績ではありませんでした(笑)
今回はブログのテーマでもあるダイエットに影響する話なので、参考にしていただければ幸いです。
睡眠不足はダイエットの敵!
寝る子は育つが寝ない大人は横に育つ
睡眠不足になると、食欲を抑制するホルモン(レプチン)の分泌が減少し、食欲増進ホルモン(グレリン)の分泌が増加します。脳は特に高カロリーな食品や甘いものを求めやすくなります。さらに、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ、脂肪の蓄積を促進します。
また、睡眠不足によって疲労感が高まると、運動量が低下します。その上、覚醒時間が長いことで食事や間食の機会が増え、カロリーの摂取量がさらに増加しやすくなります。
起きている時間が長いほうがカロリーを消費して痩せるような気がしますが、実際はそうではなく、むしろ太りやすくなるのです。
睡眠不足だとメタボになりやすい
睡眠不足は食欲を増進させるため、食事制限がかなりのストレスに。さらに、睡眠不足自体もストレスホルモンの分泌を増加させ、脂肪の蓄積を促進します。これらの要因が重なることで、メタボや肥満のリスクが高まります。
※ メタボ(メタボリックシンドローム):腹囲が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れている状態のこと。

7時間以上の睡眠がとれている人
【メタボ重症度リスク】低い
睡眠に問題がある人
【メタボ重症度リスク】高い
・摂取カロリーが増える
・内臓脂肪が増える
・肥満のせいで睡眠時無呼吸が悪化し、さらに睡眠の質が悪くなり、悪循環に陥る
エクササイズや食事制限を頑張ろうと思っても、睡眠不足を解消しないことには、なかなか成果は上がりません。
睡眠不足で摂取カロリー・体重・内臓脂肪が増加
アメリカで行われた研究で、健康な人を4時間睡眠のグループと9時間睡眠のグループに分けてそれぞれ2週間を過ごした結果、睡眠時間が短くなると、食欲を抑制するホルモン、レプチンの血中濃度は低下し、一方で食欲を増進させるホルモン、グレリンの血中濃度は上昇するということが明らかになりました。

睡眠が摂取カロリーを減らす
十分な睡眠を確保することで、ホルモンのバランスが整い、食欲がコントロールできるようになります。また、睡眠中に身体がリフレッシュされるため、疲れやストレスが軽減されて、過剰な食事を抑制してくれます。

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